『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』メイキング映像が解禁!
- Fan's Voice Staff
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』の主人公のモデルにもなった報道写真家の情熱的で数奇な運命を映画化した『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』のメイキング映像が解禁されました。
トップモデルとしてマン・レイ、パブロ・ピカソ、ココ・シャネル、ジャン・コクトー、ダリ、コンデ・ナストら錚々たる天才たちを魅了し、写真家へと転身したリー・ミラー。“真実を伝えたい、撮られるのではなくて”という想いに突き動かされ、第二次世界大戦下、当時女性が行くことが許されていなかった戦争の最前線で活動する報道カメラマンとしての権利を勝ち取ったパイオニアでもあります。
映像の前半は、1938年にリー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)が友人のソランジュ(マリオン・コティヤール)、ヌーシュ(ノエミ・メルラン)らと南フランスでバカンスを過ごす場面のメイキング。歌を歌い、食材を買い込み、ピカソが主催するピクニックに向けた準備を楽しそうに行う姿が色彩鮮やかに紡がれています。
後半は一転、ほぼモノクロに近い映像に。第二次世界大戦の戦火のパリで、ソランジュの自宅を訪れたリーが目にしたのは、いつもは弾けんばかりの笑顔のソランジュが、爆撃を受けた部屋の中でボロボロになってうずくまっている姿。軍服に身を包んだリーも、映像の前半とはガラリと印象が変わり、映画として描かれた10年間だけでも、リー・ミラーがいかに濃厚な人生を生きてきたのかが伝わります。
5月9日(金)に日本公開を迎え、初週に劇場に詰めかけた観客からは「傑作!」「素晴らしい映画!」「震えた」「ケイト・ウィンスレット演じるリー・ミラーは惚れ惚れするくらいかっこよかった」「ケイトの体当たりの演技が圧巻」と称賛の声があがっています。
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『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』(原題:Lee)
1938年フランス、リー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)は、芸術家や詩人の親友たち──ソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)らと休暇を過ごしている時に芸術家でアートディーラーのローランド・ペンローズ(アレクサンダー・スカルスガルド)と出会い、瞬く間に恋に落ちる。だが、ほどなく第二次世界大戦の脅威が迫り、一夜にして日常生活のすべてが一変する。写真家としての仕事を得たリーは、アメリカ「LIFE」誌のフォトジャーナリスト兼編集者のデイヴィッド・シャーマン(アンディ・サムバーグ)と出会い、チームを組む。そして1945年従軍記者兼写真家としてブーヘンヴァルト強制収容所やダッハウ強制収容所など次々とスクープを掴み、ヒトラーのアパートの浴室でポートレイトを撮り戦争の終わりを伝える。だが、それらの光景は、リー自身の心にも深く焼きつき、戦後も長きに渡り彼女を苦しめることとなる。
監督:エレン・クラス
製作:ケイト・ウィンスレット、ケイト・ソロモン
出演:ケイト・ウィンスレット、アンディ・サムバーグ、アレクサンダー・スカルスガルド、マリオン・コティヤール、ジョシュ・オコナー、アンドレア・ライズボロー、ノエミ・メルラン
イギリス/ 2023/116分/英語、フランス語/翻訳:松浦美奈
日本公開:2025年5月9日(金)ROADSHOW
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
© BROUHAHA LEE LIMITED 2023