『ガール・ウィズ・ニードル』ヒグチユウコ × 大島依提亜オルタナティブポスター解禁!
- Fan's Voice Staff
第97回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた北欧ゴシックミステリー『ガール・ウィズ・ニードル』の公開に先立ち、画家のヒグチユウコとグラフィックデザイナーの大島衣提亜による日本版オルタナティブポスターが解禁されました。
今回到着した日本限定のオルタナティブポスターは、ヒグチユウコが描き下ろしたイラストを、グラフィックデザイナーの大島衣提亜がデザインした作品。本作の時代背景となる1920年代を感じさせるクラシカルなレリーフ装飾のデザインを基調に、モノクロ映像が醸し出すゴシック感を見事に融合させたビジュアルとなっています。
子どもだけでなく、人影を全く感じさせずにひっそりと佇む小さな砂糖菓子店。店の上に大きく描かれたカロリーネの長い髪は、その不穏さをのみ込むかのように菓子店と一体化していく様子が表現され、本作で描かれる連続殺人事件の舞台となる菓子店とその事件に巻き込まれていく主人公カロリーネの、お互いに依存しあう歪な関係性を感じさせるデザインに仕上がっています。
マグヌス・ファン・ホーン監督は、「なんて素晴らしいポスターなんでしょう!私の手に届く日が楽しみでなりません」と、喜びのコメントを寄せています。
今回のポスターは、上映劇場のヒューマントラストシネマ有楽町と渋谷ホワイトシネクイントで掲出されるほか、MOE7月号(6月3日発売・白泉社)の人気企画「映画のはなし」(ヒグチユウコ × 大島依提亜)にて掲載予定。
ヒグチユウコによるイラストは、劇場パンフレットにも収録されます。
以下、コメントが到着しています。
ヒグチユウコ(画家)
正解のない問題。それぞれ自らの答えと向き合うべきだと思う。
大島衣提亜(グラフィックデザイナー)
舞台となる時代背景なのか、モノクロだからなのか、縫製工場、主人公カロリーネの部屋、サーカス小屋、お菓子屋の内装…
とやたら室内の“壁”が気になる映画でもあります。
そんな劇中の壁に飾ってあるようなイメージで、ヒグチさん描く作品世界を額装する気持ちでデザインしてみました。
==
『ガール・ウィズ・ニードル』(英題:The Girl with the Needle)
お針子として働くカロリーネは、工場のオーナーと恋に落ちるも、身分違いの関係は実らず、彼女は捨てられた挙句に失業してしまう。すでに妊娠していた彼女はもぐりの養子縁組斡旋所を経営する女性ダウマと出会い…。
監督・脚本:マグヌス・フォン・ホーン
撮影:ミハウ・ディメク
美術:ヤグナ・ドベシュ
編集:アグニェシュカ・グリンスカ
音楽:フレゼレケ・ホフマイア
音響:オスカ・スクリーヴァ
出演:ヴィクトーリア・カーメン・ソネ、トリーネ・デュアホルム、ベシーア・セシーリ
2024年/デンマーク、ポーランド、スウェーデン/デンマーク語/123分/1.44:1/モノクロ/5.1ch/原題:Pigen med nålen/日本語字幕:吉川美奈子/字幕監修:村井誠人/PG12
日本公開:2025年5月16日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷ホワイト シネクイントほか全国公開
配給:トランスフォーマー
公式サイト
© NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024