『ノスフェラトゥ』ロバート・エガース監督が語る特別映像が解禁！

Fan's Voice Staff

第97回アカデミー賞で4部門にノミネートされたゴシックロマンスホラー『ノスフェラトゥ』のロバート・エガース監督が、本作の原点について語る特別映像が解禁されました。

幼い頃、F・W・ムルナウ監督のサイレント映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』（1922年）を観て、すぐに吸血鬼の魅力にとりつかれ、人間の本質や過去に思いを巡らせていたというエガース監督。高校時代には、『吸血鬼ノスフェラトゥ』を自身の手で舞台化。セリフはテロップで表示し、衣装やメイクも白黒にするこだわりようで、その舞台は芸術監督エドワール・ラングロワの目に留まり、実際に劇場でも上映されました。そんな当時の経験が映画監督を目指すきっかけになったと、原体験を語っています。

「10年以上構想を練っていた、まさに私を象徴する作品」とエガース監督が語るように、作品に対する思い入れが強い分、自分らしさを突き詰めるのに苦労したようで、「オルロック伯爵や、エレンの背景を固める必要があった。シンプルなおとぎ話を異なる視点で描くために」と、ムルナウ版『ノスフェラトゥ』では描ききれなかった、主人公エレンのバックボーンが加わっているのも見所です。