『かたつむりのメモワール』日本版予告編&本ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
第97回アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネート、アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞(最高賞)を受賞したストップモーションアニメ『かたつむりのメモワール』の日本版予告編と本ポスターが解禁されました。
幼い頃から周囲に馴染めず、孤独を抱えて生きてきた女性グレース。カタツムリを集めることだけが心の拠り所だった彼女が、個性豊かな人々との出会いと絆を通して少しずつ生きる希望を見出していく──。
予告編では、グレースが家族と一緒に過ごした幼少期の楽しい思い出や、学校でのいじめから守ってくれる一心同体の双子の弟・ギルバートとの絆、そして人生を一変させてしまう突然の悲しい別れなど、その半生が美しい音楽にのせて描かれています。
8年間もの制作期間をかけ、セット数200、小道具700個、総カット数13万5千という膨大な手作業によって、愛と情熱にあふれたクレイアニメーションを完成させたアダム・エリオット監督。キャラクターは一体ずつ制作スタッフが時間をかけて一から手作りしたもので、体や靴は粘土、髪の毛は針金でできています。アニメーション制作について、監督は「CGやAIのアニメーションは増えていくでしょう。でも“良質なアート”とは人間の手によって作られるもの。AIが“人間の経験”を取って変わることは絶対にできないのです」と語っています。
日本語のタイトルロゴは、アダム・エリオット監督が自ら直筆で描いた日本だけの特別デザイン。3月に来日した際に書いたもので、監督は初めて書く日本語に「特に“む”の形が面白いね!」と楽しみながら、じっくり丁寧に仕上げました。
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『かたつむりのメモワール』(原題:Memoir of a Snail)
1970年代のオーストラリア。グレースは双子の弟ギルバートと父親の3人で慎ましくも幸せに暮らしていた。母親は出産と同時に亡くなり、病気がちで学校ではいじめっ子の標的にされるグレースだったが、いつも守ってくれる頼もしいギルバートと、愛情深くひょうきんな父が側にいてくれた。しかし突然、父が睡眠時無呼吸症候群で亡くなり、グレースとギルバートは別々の里親の元で暮らすことに。離れ離れになった2人は手紙で励まし合い「いつか必ずまた会おう」と約束するが、グレースは寂しさのあまりカタツムリを集めることだけが心の拠り所となった孤独な日々を送るようになる。そんなある時、ピンキーという陽気で変なことばかり言うお婆さんと出会い、2人はいつしかかけがえのない友だちになっていく…。
監督・脚本:アダム・エリオット
出演(声):サラ・スヌーク、ジャッキー・ウィーバー、コディ・スミット=マクフィー、ドミニク・ピノン、エリック・バナ、ニック・ケイヴ
2024年/オーストラリア/英語/94分/カラー/5.1ch/日本語字幕:額賀深雪/G
日本公開:2025年6月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿 ほか全国順次公開
配給:トランスフォーマー
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