堤真一 × 山田裕貴『木の上の軍隊』第2弾予告編&新場面写真4点が解禁!
- Fan's Voice Staff
作家・井上ひさし原案の舞台を堤真一と山田裕貴をダブル主演に迎え映画化した『木の上の軍隊』の第2弾予告編と主題歌、新場面写真4点が解禁されました。
戦況が悪化の一途を辿る太平洋戦争末期の沖縄県伊江島。島に上陸した米軍の銃撃から逃れ、命からがら身を潜めたガジュマルの木の上で生活を送ることになった山下(堤真一)と安慶名(山田裕貴)。周囲にアメリカの陣地が広がっていく中、飢えに苦しみながらも、食糧となるもの探し命を繋ぎ、日本軍の勝利を信じる二人。樹上の生活は長期化し、終わりが見えない日々が続き、「島は元には戻らないと思う…でも僕の帰る場所はここしかない」と戦地となってしまった故郷への想いを吐露する安慶名と、「どの面下げて帰れっていうんだ!部下もみんな死んだんだぞ!」と苦しい感情をぶちまける山下。長きに渡り“生きる”ことに葛藤する二人が、必死に戦い続けたものとは──。
本映像で解禁となった主題歌は、伊江島で生まれ育ったシンガーソングライターのAnlyが奏でる「ニヌファブシ」。沖縄の言葉で“北極星”を表す「ニヌファブシ」というタイトルの通り、人間の生きる希望をそっと照らし導いてくれるような楽曲となっています。
完成した本作を鑑賞した堤と山田からコメントが到着。堤は「あまり冷静に観ることができなかったけれど、自分たちが演じたにも関わらず、リアルに感じることができ、リアルなものが見られた」と言い、山田も「『生きよう』『明日も頑張ろう』と思える映画になったと思う」と本作への自信を覗かせた。
さらに、「沖縄の悲惨な戦争の物語ではあるけれど、2人の生き方の違いが、ひとつの“生きる”という方向に向いていく。もう戦争を経験している方はほとんどいないけれど、それを伝えていかなければいけないものとして観てもらいたい」(堤)、「子どもから大人まで観られる作品になっているので、家族や友達と観て、『生きてる』って素晴らしいことなんだよという話をしながら、一度過去に何があったかを見つめてみる、そういうことが出来る作品になったと思う」(山田)と熱く語っています。
監督と脚本を手掛けたのは、『ミラクルシティコザ』のスマッシュヒットが記憶に新しい沖縄出身の新進気鋭・平一紘。全編沖縄ロケ、伊江島では実際に生い茂るガジュマルの木の上で撮影が敢行されました。
以下、主題歌を手掛けたAnlyよりコメントが到着しています。
私の今までのキャリアは、“『木の上の軍隊』の主題歌を書く”という使命に繋がっていたのだと思います。
私は伊江島に生まれ育ちました。穏やかな島の風景の端々に影を感じるときがあります。戦争の傷跡は人の心、自然、建造物、あらゆる所に80年経った今も残っています。それらは命が繋がれた奇跡と家族への感謝も思い出させます。
今回の楽曲制作では相手を理解しようとする姿勢や、共に考える仲間がいるから様々な視点で物事を捉えることができることを学びました。それは平和への一歩だと思いました。
ニーバンガジュマルは、映画を通して多くの人の心の中で枯れることなく想いを守り続けていくでしょう。いつも同じ場所にある北極星のように、平和への想いを胸に灯し、私は歌い続けます。
Anly
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『木の上の軍隊』
出演:堤真一、山田裕貴
監督・脚本:平一紘
原作:「木の上の軍隊」(株式会社こまつ座・原案 井上ひさし)
企画:横澤匡広
プロデューサー:横澤匡広、小西啓介、井上麻矢
制作プロデューサー:大城賢吾
企画製作プロダクション:エコーズ
企画協力:こまつ座
制作プロダクション:キリシマ一九四五 PROJECT9
日本公開:2025年6月13日(金)沖縄先行公開、7月25日(金)新宿ピカデリー他全国ロードショー
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
後援:沖縄県
特別協力:伊江村
公式サイト
©️2025「木の上の軍隊」製作委員会