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2025.04.24 9:16

深田晃司監督『恋愛裁判』カンヌ国際映画祭カンヌプレミア部門に選出!

  • Fan's Voice Staff

深田晃司監督最新作『恋愛裁判』第78回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門でワールドプレミアされることが決定しました。

『恋愛裁判』は、「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事を目にした深田監督がその内容から着想を得て、物語を作り上げたもの。構想から10年を経て結実した渾身の作品。

日本のアイドル界でまことしやかにささやかれる「恋愛禁止ルール」。契約書に記載されたこのルールに反する行動をしたとして所属事務所から契約違反と訴えられ裁判へと発展した一人の女性アイドルの姿を描きます。

恋という感情を契約で縛ることは許されることなのか?アイドルが恋をすることは「罪」なのか?「恋愛禁止ルール」に深田監督が鋭く斬りこみます。

恋に落ちる人気アイドル・山岡真衣役を演じるのは、元・日向坂46でセンターを務めた経験を持つ齊藤京子。昨年のグループ卒業以降、ドラマやバラエティ番組に引っ張りだこの彼女が、映画初主演でアイドル役を演じます。

深田監督は『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞。前作『LOVE LIFE』は第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品されました。

カンヌ・プレミアは、「コンペティションの枠には収まりきれない良作を集める」部門。深田監督と齊藤京子は現地で公式上映に参加する予定。

以下、コメントが到着しています。

深田晃司(監督)
構想から気づけば10年もかかってしまったこの映画を、最高のかたちでお披露目できることを嬉しく思います。ひとつ言えることは、主演の齊藤京子さんとの出会いがなければこの映画は完成しなかったということです。絵空事でしかなかった脚本に全身全霊で血肉を与えてくれた齊藤さんに心から敬服しています。また、長年に亘りこの企画を信じて導いてくれたプロデューサー陣、現場を支えてくれた最高のスタッフ、キャストには感謝しかありません。ぜひ多くの人にこの映画を楽しんで欲しいです。

齊藤京子
映画「恋愛裁判」が第78回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門に出品されると聞いたときは、本当に夢のようで言葉にできないほど嬉しかったです。
深田監督、スタッフキャストの皆さん、この度は本当におめでとうございます。
この映画をたくさんの国の方々に観ていただけることが楽しみです。
深田監督とご一緒させていただけたことを、心から光栄に思います。

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『恋愛裁判』

人気グループへの階段を駆け上がっているアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」。人気ナンバー1でセンターを務める山岡真衣(齊藤京子)は偶然、中学時代の同級生・間山敬に再会し、意気投合、恋に落ちる。アイドルとしての立場と恋愛との間で葛藤していた真衣だが、ある事件をきっかけに衝動的に敬のもとに駆け寄るという行動に出る──。8か月後、真衣は所属事務所から「恋愛禁止条項」の契約違反として裁判所に召喚される。「アイドルの恋愛は罪なのか!?」審判が下る!

企画・脚本・監督:深田晃司
共同脚本:三谷伸太朗
出演:齊藤京子
製作:「恋愛裁判」製作委員会
制作プロダクション:ノックオンウッド、TOHOスタジオ

日本公開日:未定
配給:東宝
©2025「恋愛裁判」製作委員会