長澤まさみ主演『おーい、応為』10月17日公開決定!ティザービジュアルが解禁!
- Fan's Voice Staff
葛飾北斎の弟子であり、娘として数十年を共にした葛飾応為(かつしかおうい)を、長澤まさみ主演で描いた映画『おーい、応為』が10月17日(金)に公開されることが決定し、ティザービジュアルが解禁されました。
浮世絵を含め芸術は男の世界だった江戸時代において、北斎の娘という境遇はありながらも、数少ない女性の絵師として活躍した葛飾応為。「美人画では敵わない」と北斎も認めるほどの絵の才を持ちながらも、短気で気が強く、煙草がやめられない豪快さを併せ持ち、夫と喧嘩の末に離縁し出戻り、北斎が90歳で亡くなるまで弟子として娘として、北斎と共に暮らし続けた応為。自分の心に正直に情熱を燃やし続けた彼女が最後につかんだ幸せとは──。
脚本・監督を務めるのは、『日日是好日』『星の子』の大森立嗣。長澤が第44回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞ほか同年の映画賞を総なめにした映画『MOTHER マザー』(20年)以来2回目のタッグとなり、大森は時代劇映画初監督、長澤は時代劇映画初主演となります。
以下、コメントが到着しています。
長澤まさみ(主演・葛飾応為 役)
大森監督はパッションが強い方。
演じることに向き合うだけでなく、自分と向き合う時間を与えてくれました。
そして私の心に灯った火を見つめる眼差しに、映画作りへの深い愛情を感じます。
応為は子供の様な大胆さがあり、人の目を気にせず自由に生きます。
その姿は現代の女性の匂いを纏っていて、カッコいい。
知れば知るほど、味わい深い人物で、実際に彼女に会ってみたい、見てみたいと思いました。
絵や北斎に対しては、まるで人生そのものをかけているようで、勇ましく神々しい。
その全てに、私は憧れを抱きながら演じていました。
凄まじい情熱を持って生きた父娘の姿を温かい目で見てもらいたい。そんな映画になっていると思います。
どうぞ、宜しくお願いします。
大森立嗣(監督・脚本)
応為という女性は北斎(鉄蔵)の娘で、北斎と生活を共にした。絵の才能は抜群だった。彼女の描く美人画は伸びやかで美しく、北斎は自分よりいいと言った。だが残されている作品は数少ない。谷川俊太郎風に言えば、応為はこんなことを思っていたのかもしれない。「そんなこと思ってないよ」と応為は言うだろうけど。
生きているということ
いま生きているということ
それは鉄蔵のイビキを聞くということ
煙草を吸うということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
それは葛飾北斎
すべての美しいものに出会うということ
長澤まさみさんの演じる応為がオンボロ長屋で佇む姿がいまだに脳裏に焼きついて離れません。おそらく長澤さんは、長澤さんとしてでも、応為としてでもなく、ただの一人の誰か、体の大きな、キセルと犬と絵が好きな、江戸の長屋にいるある女として、そこにいたのだと思います。
それは息をしているということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
長澤まさみと言う女優はいつだってすごくいい。でもこの映画の長澤まさみは最高かもしれない。
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『おーい、応為』
脚本・監督:大森立嗣
キャスト:長澤まさみ
原作: 飯島虚心「葛飾北斎」(岩波文庫刊)、杉浦日向子「百日紅」(筑摩書房刊)より「木瓜」「野分」
日本公開:2025年10月17日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:東京テアトル、ヨアケ
公式サイト
©︎2025「おーい、応為」製作委員会