『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』ケイト・ウィンスレットのインタビュー映像が解禁!
- Fan's Voice Staff
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』の主人公のモデルにもなった報道写真家の情熱的で数奇な運命を映画化した『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』の主演・製作総指揮を務めたケイト・ウィンスレットのインタビュー映像が解禁されました。
トップモデルとしてマン・レイ、パブロ・ピカソ、ココ・シャネル、ジャン・コクトー、ダリ、コンデ・ナストら錚々たる天才たちを魅了し、写真家へと転身したリー・ミラー。“真実を伝えたい、撮られるのではなくて”という想いに突き動かされ、第二次世界大戦下、当時女性が行くことが許されていなかった戦争の最前線で活動する報道カメラマンとしての権利を勝ち取ったパイオニアでもあります。
多くの犠牲を払い、傷つきながらも声を挙げることを恐れず、歴史に残る衝撃的な事実を捉えた多くの写真を記録したリー・ミラーについて、もともと「知っているのは戦争報道記者だったという程度」と語り始め、リーに関するとあるテーブルとの出会いから、彼女の人生に惹かれて映画化を考え始めていたというウィンスレット。
製作総指揮としてウィンスレットが本作のために費やした時間は8年以上にも及び、「私たちがこの映画の脚本を作っている最中に、世界は歴史的な変化を遂げた。変化のおかげで、リーの真の姿やほかの女性を支えてきたその在り方がより鮮明になった気がする。#MeToo運動も脚本の執筆中に起きたし、ウクライナで戦争も始まった。少し前の時代とは女性の言葉を聞く態度が大きく変わった」と振り返ります。だからこそ「リーの映画を作れることが誇らしい」「本作を作れて心から誇りに思う」と、今の時代にこの映画を届けられることへの想いを熱く語っています。
さらに「リーは当時よりも、今の時代の感性で生きていた。“時代を先取りしていた”ではもはや足りない。時代を間違えて生まれたと思えるくらい、リーは今の時代に合っている」「難しい時代で生きている女性、特に若い女性たちには目標となる尊敬できる人が必要。正しい道を示してあげる、声の上げ方を教えてあげる、それこそがリー・ミラー。本当に頭が上がらない」と、リーという女性の生き方に想いを馳せています。
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『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』(原題:Lee)
1938年フランス、リー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)は、芸術家や詩人の親友たち──ソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)らと休暇を過ごしている時に芸術家でアートディーラーのローランド・ペンローズ(アレクサンダー・スカルスガルド)と出会い、瞬く間に恋に落ちる。だが、ほどなく第二次世界大戦の脅威が迫り、一夜にして日常生活のすべてが一変する。写真家としての仕事を得たリーは、アメリカ「LIFE」誌のフォトジャーナリスト兼編集者のデイヴィッド・シャーマン(アンディ・サムバーグ)と出会い、チームを組む。そして1945年従軍記者兼写真家としてブーヘンヴァルト強制収容所やダッハウ強制収容所など次々とスクープを掴み、ヒトラーのアパートの浴室でポートレイトを撮り戦争の終わりを伝える。だが、それらの光景は、リー自身の心にも深く焼きつき、戦後も長きに渡り彼女を苦しめることとなる。
監督:エレン・クラス
製作:ケイト・ウィンスレット、ケイト・ソロモン
出演:ケイト・ウィンスレット、アンディ・サムバーグ、アレクサンダー・スカルスガルド、マリオン・コティヤール、ジョシュ・オコナー、アンドレア・ライズボロー、ノエミ・メルラン
イギリス/ 2023/116分/英語、フランス語/翻訳:松浦美奈
日本公開:2025年5月9日(金)ROADSHOW
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
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