『終わりの鳥』ヒグチユウコらによるイラスト4点が到着!
- Fan's Voice Staff
A24が放つ、命の“終わり”を告げる鳥と母娘二人の物語『終わりの鳥』のトリビュートイラスト4点が到着しました。

イラスト:ヒグチユウコ
地球を周回して生きものの“終わり”を告げる鳥〈デス〉。その鳥と寄り添う病を抱える少女チューズデー(ローラ・ペティクルー)と、かたや一心不乱に鳥と闘う少女の母ゾラ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)。世にも奇妙な〈デス〉と突如対峙することによって、母娘ふたりは間もなく訪れるであろう別れを次第に受け止めていくことに──。
喋って歌って変幻自在な〈デス〉という存在に、恐ろしくもあり愛らしい雰囲気と外見を探し求めていたというダイナ・O・プスィッチ監督。やがて「不死身、永遠というテーマが、人間よりも動物の方が結びつきやすいのではないか」と考え、コンゴウインコの姿に辿り着き、さらにリアルさを追求していく中で、コンゴウインコのみならず絶滅危惧種も含めさまざまな種類のインコの特徴といろいろなフォルムの鳥類を掛け合わせ、ユニークなキャラクターを創り上げました。
到着したイラストは、そんな〈デス〉からインスパイアを受けて描かれたもの。以下、コメントも到着しています。
ヒグチユウコ(画家)
私は顔も生年月日も血液型も伏せて活動しております。
どうしても写真に映らなければならない時はオウムの被り物をしています。
鳥として生きている私なのでこの映画の予告を見たとき「これは観ないとならない!」と思いました。
死を司る存在の〈デス〉。
どんな人間も退くことのできない結末のために仕事をする彼の姿は、とても苦しそうでした。
締め切りに追われて、ヘトヘトになっているときと重ね合わせ何とも言えない気持ちになりました。
ぬまがさワタリ(イラストレーター)
いまだかつてない「余命もの」であり「鳥映画」!
巨大な“死”のインコと余命わずかな少女の出会いが、
まったく予想しない方向へと転がっていく…!
生者に贈るメッセージの意外な力強さに心打たれました。
死後くん(イラストレーター)
落語「死神」の鳥版?「おくりびと」ならぬ「おくりどり」?
死別が近い母娘とキモかわいい鳥〈デス〉の“終活戦線異常あり”映画。
予想の上いく展開にのけぞりながら、“死”の意義について深く考えさせられました。
〈デス〉という名に親近感。
デスくんには私から最優秀助演怪鳥賞をあげたいです。
板倉アユミ(イラストレーター)
汚れた体、傷のある右目、鎌のように伸びた嘴。
恐ろしくもチャーミングな〈デス〉。
彼は別れを嘆き受け入れられない私の死との向き合い方も変えてくれた。
私にもいつか訪れる死がどうか彼の姿であってくれますように。
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『終わりの鳥』(原題:Tuesday)
監督・脚本:ダイナ・O・プスィッチ(初長編監督作品)
出演:ジュリア・ルイス=ドレイファス、ローラ・ペティクルー
2024年/イギリス、アメリカ/110分/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:佐藤恵子/G
日本公開:2025年4月4日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開!
配給:ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト
©DEATH ON A TUESDAYLLC/THE BRITISH FILM INSTITUTE/BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2024