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2025.03.21 11:00

『黒い瞳』4K修復ロングバージョンが5月30日公開決定!予告編&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

第40回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞したイタリア映画『黒い瞳』の4K修復ロングバージョンが5月30日(金)より全国順次公開されることが決定し、新予告編とポスタービジュアルが解禁されました。

アテネを経てイタリアに向かう客船の、ひと気のない食堂。窓際のテーブルで、ロシア人の紳士に自らの人生を語り始める初老の男ロマーノ。イタリアの田舎町で生まれた彼は、大銀行家の一人娘エリザと結婚し富を得るも夫婦の仲は冷え切り、銀行が倒産の危機に瀕する中、ロマーノは湯治場に身を寄せ、そこで子犬を連れた美しいロシア人の女性アンナと恋に落ちます。一通の手紙を残し消えたアンナを追い、ロマーノはロシアに向かい──。

修復された本編から新たに作られた予告編では、世界遺産の温泉都市モンテカティーニ・テルメやロシアの霧深い広大な土地を舞台に、ロマーノとアンナの出会い、そして愛の喜びと悲しみが、華麗な映像美とともに描かれています。

ロシアの文豪アントン・チェーホフの「犬を連れた奥さん」を含む4つの短編から着想を得た物語で、『機械じかけのピアノのための未完成の戯曲』(77年)などの名匠ニキータ・ミハルコフが監督と脚本。共同脚本に、『山猫』(63年)、『家族の肖像』(74年)などヴィスコンティ作品に欠かせなかった名脚本家のスーゾ・チェッキ・ダミーコが名を連ね、全編に奏でられる流麗な音楽はフランシス・レイが手掛けています。

1987年、第40回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞し、翌年の米アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたイタリア映画史のレジェンド、マルチェロ・マストロヤンニ後期の代表作。

ロマーノの妻エリザ役にシルヴァーナ・マンガーノ、娘クラウディア役にイザベラ・ロッセリーニ。

今回公開されるのは、4K修復が施され、約25分のシーンが追加されたロングバージョン。マストロヤンニの没後20年に制作され、第73回ベネチア国際映画祭ヴェネチア・クラシック部門で上映。マストロヤンニの生誕100年とチェーホフの没後120年を機に、日本初公開から37年の歳月を経て、4K修復ロングバージョンでスクリーンに甦ります。

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『黒い瞳 4K修復ロングバージョン』

アテネを経てイタリアに向かう客船。ひと気のない食堂の、窓際のテーブルに座る初老の男は、食堂に入ってきたロシア人の紳士に、自らの人生を語り始める…。
男の名はロマーノ。イタリアの田舎町で生まれた彼は、大銀行家の一人娘エリザと結婚し富を得たが、夫婦の仲は冷え切っていた。銀行が倒産の危機に瀕する中、ロマーノは一人家を出て湯治場に身を寄せ、そこで美しいロシア人の女性アンナと出会い、激しい恋に落ちる。一通の手紙を残し消えたアンナを追い、ロマーノはロシアに向かうが…。

監督:ニキータ・ミハルコフ
脚本:アレクサンドル・アダバシャン、ニキータ・ミハルコフ、スーゾ・チェッキ・ダミーコ
原作:アントン・チェーホフ「犬を連れた奥さん」他
音楽:フランシス・レイ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、シルヴァーナ・マンガーノ、マルト・ケラー、エレナ・サフォーノヴァ
1987年/イタリア/イタリア語、ロシア語/143分/カラー/1.33:1/モノラル/字幕翻訳:関口英子/ロシア語監修:守屋愛/原題:Oci ciornie/英題:Dark Eyes

日本公開:2025年5年30日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開!
配給:ザジフィルムズ
公式サイト
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