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2025.03.11 8:00

『Love Letter』4Kリマスター版が4月4日公開決定!

  • Fan's Voice Staff

岩井俊二監督の長編デビュー作『Love Letter』の日本公開30周年を記念し、4Kリマスター版が4月4日(金)より全国公開されることが決定しました。

恋愛映画の金字塔として世界中で愛され続ける『Love Letter』。1995年の日本公開後、20カ国以上の国と地域で公開され、1999年に韓国で初公開された際には140万人を超える動員を記録。韓国では公開当時「お元気ですか?」が流行語となり、今では20代の若者からも絶大な支持を獲得しています。

一人二役を演じた中山美穂はブルーリボン賞、報知映画賞、ヨコハマ映画祭、高崎映画祭などで主演女優賞を受賞。第19回日本アカデミー賞では優秀作品賞に加えて、豊川悦司が優秀助演男優賞と話題賞(俳優部門)を、柏原崇と酒井美紀が新人俳優賞、REMEDIOSが優秀音楽賞を受賞しました。

以下、公開30周年記念4Kリマスター公開に際してコメントが到着しています。

岩井俊二(監督)
劇場公開から気づけば30年。当時、テレビドラマはいくつかやっていましたが、長編映画は1作目。35㎜フィルムで撮影するのもはじめてということもあり、ビデオカメラとは違う集中力が必要でした。「手紙」という題材がとても難しく、脳みそをくたびれさせながら悪戦苦闘して創りあげました。うまくいっているのか最後まで不安でしたが、初号を観た中山美穂さんが涙を流してくれた時に、やっと映画が完成したのかなとホッとしました。中山さんとは、30周年にあわせてロケ地の小樽に行こうと話していたところだったので、突然の報せを受け、とても驚き言葉になりませんでした。そんな時に公開30周年を記念して4Kリマスターを劇場で上映していただけると聞き、改めて『Love Letter』が永く愛されていることを感じました。今でも、若い方や世界各国の方たちからSNSを通じて「『Love Letter』を観ました」というコメントをいただきます。4Kリマスター化にあたっては、フィルムでは細かい調整が効かなかった部分に手を加え、音声はドルビーSRから5.1chのデジタルサラウンドに変更しているのですが、センターはフィルムの音を残しています。30年の時を超えてスクリーンに蘇る『Love Letter』を、ぜひ劇場でご覧いただければと思います。

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『Love Letter』

キャスト:中山美穂、豊川悦司、酒井美紀、柏原崇、范文雀、篠原勝之、加賀まりこ、鈴木慶一
製作:村上光一
企画:重村一、堀口壽一
エグゼクティブプロデューサー:松下千秋、阿部秀司
プロデューサー:小牧次郎、池田知樹、長澤雅彦
監督・脚本:岩井俊二
撮影:篠田昇
照明:中村裕樹
美術:細石照美
音楽:REMEDIOS
製作:フジテレビジョン
製作協力:ROBOT

2025年4月4日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:TOHO NEXT
公式サイト
©フジテレビジョン