『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』5月9日公開決定!日本版予告編&ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』の主人公のモデルにもなった報道写真家の情熱的で数奇な運命をケイト・ウィンスレット主演で映画化した『Lee』が、邦題を『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』として5月9日(金)より公開されることが決定し、日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。
南フランスでモデルやアーティスト仲間と華やかに過ごしたリー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)。写真家に転身し、かつてカバーモデルとして活躍していたVOGUE誌へ自らの写真を売り込み、編集者からの嫌味にも怯まず、“写真を撮られる側ではなく撮る側でありたい”、“真実で中身のある記事を書きたい”という強い信念を貫き、写真家としても唯一無二の才能を開花させます。
ところが1940年、世界は一変。脅威はロンドンにも及び、第二次世界大戦の真実を伝えるべく立ち上がるリーでしたが、圧倒的な男性社会の中で、女性が戦地を取材することは許されず、そこには多くの困難が。何とか従軍記者の権利を勝ち取り、数々のスクープ写真を収めたリーでしたが、この写真が掲載されないことを知り──。
トップモデルとしてマン・レイ、パブロ・ピカソ、ココ・シャネル、ジャン・コクトー、ダリ、コンデ・ナストら時の天才たちを魅了してきたリー・ミラーは、写真家へと転身してからも、凄まじい情熱とエネルギーで戦場へ赴き、20世紀を代表する報道写真家となりました。彼女が捉えた写真には、唯一無二の芸術的センスに加え、人間が持つ脆さと残酷さの両方が刻みこまれ、今もなお、人々を惹きつける歴史的記録として真実を伝えています。
主演と製作総指揮を務めたケイト・ウィンスレットは、20世紀の男性社会に飛び込み、使命を持って写真を撮り続けたリー・ミラーの人生に深く感銘を受け映画化を熱望。8年以上の歳月をかけ、その知られざる人生を映画化しました。
監督は、本作が長編デビューとなるエレン・クラス。ウィンスレットは「リーがどのような人物で、戦争写真を撮るという経験が彼女をどう変えたのか、ありのままの真実を伝えたい」と、多数の賞を受賞している著名な撮影監督でもあり、彼女が撮影監督を務めた『エターナル・サンシャイン』以降、親交のあったクラスを抜擢。
キャストには、マリオン・コティヤール、アンドレア・ライズボロー、アンディ・サムバーグ、アレクサンダー・スカルスガルドなど、ウィンスレット自らがキャスティングした豪華俳優陣が名を連ね、男性優位の社会の中で大きな犠牲を払いながら信念を貫いたたくましい女性の姿を鮮やかに映し出しました。
ポスタービジュアルは、1945年ヒトラーが夫人と共にベルリンの総統地下壕で自死した当日、ミュンヘンにあるヒトラーのアパートの浴室で、リー自らが被写体となり撮影した瞬間を切り取ったもの。実在するこの一枚は「ヒトラーの浴室のリー・ミラー」として、戦争の終わりを伝えた歴史的一枚です。
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『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』(原題:Lee)
1938年フランス、リー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)は、芸術家や詩人の親友たち──ソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)らと休暇を過ごしている時に芸術家でアートディーラーのローランド・ペンローズ(アレクサンダー・スカルスガルド)と出会い、瞬く間に恋に落ちる。だが、ほどなく第二次世界大戦の脅威が迫り、一夜にして日常生活のすべてが一変する。写真家としての仕事を得たリーは、アメリカ「LIFE」誌のフォトジャーナリスト兼編集者のデイヴィッド・シャーマン(アンディ・サムバーグ)と出会い、チームを組む。そして1945年従軍記者兼写真家としてブーヘンヴァルト強制収容所やダッハウ強制収容所など次々とスクープを掴み、ヒトラーのアパートの浴室でポートレイトを撮り戦争の終わりを伝える。だが、それらの光景は、リー自身の心にも深く焼きつき、戦後も長きに渡り彼女を苦しめることとなる。
監督:エレン・クラス
製作:ケイト・ウィンスレット、ケイト・ソロモン
出演:ケイト・ウィンスレット、アンディ・サムバーグ、アレクサンダー・スカルスガルド、マリオン・コティヤール、ジョシュ・オコナー、アンドレア・ライズボロー、ノエミ・メルラン
イギリス/ 2023/116分/英語、フランス語/翻訳:松浦美奈
日本公開:2025年5月9日(金)ROADSHOW
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
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