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2024.12.25 7:00

『遠い山なみの光』追加キャストに二階堂ふみ!場面写真が初解禁!

  • Fan's Voice Staff

ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロの鮮烈なデビュー作を石川慶監督、広瀬すず主演で映画化した『遠い山なみの光』の追加キャストとして二階堂ふみの出演が発表され、場面写真3点が初解禁されました。

日本人の母とイギリス人の父を持ち、ロンドンで暮らすニキ(広瀬すず)を主人公に、戦後間もない1950年代の長崎、そして1980年代のイギリスと、時代と場所を超えて交錯する“記憶”の秘密を紐解いていくヒューマンミステリー。

二階堂ふみが演じるのは、悦子がまだ長崎にいた頃に出会った謎多き女性で、幼い娘と暮らす佐知子役。イギリスで暮らす悦子の夢にたびたび登場するこの女性と悦子の間には、いったい何があったのか──。

到着した場面写真は、凛としたイメージの悦子と、モダンな女性・佐知子のコントラストが印象的。

監督を務めるのは、カズオ・イシグロも大ファンだという『ある男』(22年)がベネチア国際映画祭オリゾンティ部⾨で上映された石川慶。『ある男』以来3年ぶりの映画作品となります。

原作「遠い山なみの光」は、「日の名残り」「わたしを離さないで」など映画化作品でも高い評価を受けるカズオ・イシグロが、1982年に綴り、王立文学協会賞を受賞した長編小説デビュー作品。

以下、コメントが到着しています。

二階堂ふみ
この作品に参加させて頂き、改めて、当時の女性たちが何を抱えて生きていたのかを、登場人物を通じて感じていくような経験でした。
石川監督はじめ素晴らしいスタッフの方々とご一緒できたこと、とても光栄に思います。

石川慶(監督)
ネタバレになってしまうので、なかなか役の話ができないのがもどかしいのですが、二階堂さんに演じてもらった佐知子は、この映画の登場人物としても、この時代に生きた女性としてもひときわ異彩を放つ、非常に重要な役です。鮮烈な印象を残す必要もありながら、高い抽象度を求められる困難な役でしたが、二階堂さんの役に対する、そして映画全体に対する理解度には毎シーン驚かされました。
今、編集室で、二階堂さんが放つその異彩が、いかにこの映画を彩り豊かなものにしてくれているかを実感しています。そしてなにより、広瀬すず、二階堂ふみという現代日本映画界の最高峰のふたりが、同じフレームにおさまっているのを見るだけでも、震えるような感動を覚えます。早く、みなさんとこの感動を共有できるよう、もう一息がんばります!

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『遠い山なみの光』

原作:「遠い山なみの光」カズオ・イシグロ/小野寺健 訳(ハヤカワ文庫)
監督・脚本・編集:石川慶
出演:広瀬すず、二階堂ふみ
製作幹事:U-NEXT
制作:分福/ザフール、Number 9 Films

日本公開:2025年夏 全国ロードショー
配給:ギャガ
©『遠い山なみの光』製作委員会