News

2024.12.24 9:00

ティモシー・シャラメ主演『名もなき者』日本版本ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

名匠ジェームズ・マンゴールド監督がティモシー・シャラメを主演に迎え、ボブ・ディランの若き日を描く伝記映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』の日本版本ポスターと新場面写真2点が解禁されました。

独特の声と心に残るメロディーとともに、時代の声を鋭く捉えた名曲を生み出し、フォークソングのカリスマとして名を馳せた当時のボブ・ディラン。NYに現れた無名の青年がわずか数年で世界的トップアーティストになり、最盛期を迎えていたフォークムーブメントの象徴、1965年“ニューポート・フォークフェスティバル”にて大トリを飾ったディランの衝撃的パフォーマンスこそ、「ロックが誕生した瞬間」と後世に語り継がれる伝説のステージです。

“フォーク界のプリンス”のディランを期待した大観衆を前に、わずか5日前に発表したばかりの新曲「ライク・ア・ローリング・ストーン」を、エレクトリックバンドとともに耳を突き破るような大音量で放ったディラン。想像もしていなかったパフォーマンスに会場は歓声と絶叫が入り乱れ騒然。あまりに突然の状況を受け入れきれないファンも数多くいたと伝えられていますが、このステージこそがロックミュージックの在り方を決めた決定的瞬間といっても過言ではありません。

到着したビジュアルは、ディラン(ティモシー・シャラメ)がエレキギターを手にし、今まさに音楽の、文化の歴史を変えようとする瞬間を捉えたデザインとなっています。

ディランが名をあげていく青年期には、二人の女性とのロマンスが大きな影響を与えています。エル・ファニングが演じたシルヴィ・ルッソ(当時の実在の恋人、スージー・ロトロがモデル)は、一人の無名な若者だったディランに寄り添い、まるで初恋のような淡いラブストーリーを紡いでいきます。ディランにとって、ヒットを飛ばし大スターとなっても変わらない心のつながりを感じさせてくれる大事な存在。ファニングが「二人の関係はとても美しいんです。なぜなら、彼のスター性が高まる中でも、彼女は彼を愛しているからこそ一緒にいたいと願う。彼女は華やかさを必要としなかったし、型にはまることもなかった。とても自分らしく、自分自身の感覚に確信を持っている」と語っているように、社会の波に翻弄され、葛藤していくディランの物語が展開していくなかでもシルヴィとのシーンは安らぎに満ちています。

シャラメも「エルとは長い付き合いだから、とてもありがたかった。ボブとシルヴィには初恋が持っている、長い付き合いのようにさえ感じられる特別な親密さがある」と振り返り、「この初恋を、ボブは今日に至るまでとても大切にしている。マンゴールド監督の脚本を読んだボブの唯一の要求は、彼女(スージー)の名前を(シルヴィに)変えることだったほどだから」と、貴重なエピソードも明かしています。

もう一人、モニカ・バルバロ演じるジョーン・バエズは、自身もスター歌手であり、ディランが求める成功の象徴のように登場し、音楽の道を行く仲間としての絆を強める中で関係性を深めていく存在。バルバロは役作りのためバエズ本人に自ら連絡を取り、「電話を切ったとき、ジョーンのように自分を印象付けなければならないという気持ちから、ようやく解放された」「最初にジョーンが出てくるとき、すでにフォークの女王なの。でも彼女は、もっと多くを語る音楽を求めていた」と、同じ表現者として自然と惹かれ合ったディランとの関係も見事に体現しています。

マンゴールド監督は「モニカは、重厚さ、強さ、自分らしさを持っている。ティミー(ティモシー・シャラメ)はシーンをどの方向から攻めるか、いつも考えているんだ」と、互いに高め合いながらシーンを完成させていった二人に賛辞を送っています。本作では、二人が歌唱するデュエットシーンも大きな見どころです。

==

『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(原題:A Complete Unknown)

監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ティモシー・シャラメ、エドワード・ノートン、エル・ファニング、モニカ・バルバロ、ボイド・ホルブルック、ダン・フォグラー、ノーバート・レオ・バッツ、スクート・マクネイリー
北米公開:2024年12月

日本公開:2025年2月28日(金) 全国公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト
©2024 Searchlight Pictures.