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2024.12.19 5:00

『TATAMI』日本版本予告&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

第80回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門に選出された実話をベースにした社会派ドラマ『TATAMI』の日本版本予告とポスタービジュアルが解禁されました。

ジョージアの首都トビリシで開催中の女子世界柔道選手権。イラン代表のレイラ・ホセイニ(アリエンヌ・マンディ)は第一戦で一本勝ち、続いて「支え釣り込み足」で快勝、さらに「腕ひしぎ十字固め」を決めて三連勝。実況アナウンサーも「優勝候補」と彼女の技を絶賛し、テレビで観戦している夫ナデルも思わずガッポーズ。金メダルに向かって快進撃を続けるレイラでしたが、監督マルヤム・ガンバリ(ザーラ・アミール)のもとに、イラン柔道協会から突然の電話が。敵対国であるイスラエルとの対戦を避けるためレイラを「棄権させろ」と命じられ、拒否するレイラにマルヤムは「国の命令」と厳命。さらにレイラの前に政府の工作員が現れ、拘束された父親を救いたければ「命令に従え」と迫り──。

到着した予告編では、柔道家の阿部詩選手がナレーションに初挑戦。「感動があり、自分自身の心が動かされた映画で、すごく面白かったです。ぜひ皆さんもご覧になってください」と語るスペシャルメッセージも収められています。

2019年、日本武道館での世界柔道選手権で実際に起こった事件をベースに映画化したのは、『SKIN 短編』(18年)で第91回アカデミー賞短編映画賞を受賞し、A24配給の長編版も発表したイスラエル出身のガイ・ナッティヴと、アリ・アッバシ監督『聖地には蜘蛛が巣を張る』(22年)で第75回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したザーラ・アミール。スポーツ界への政治介入や中東の複雑な情勢、イラン社会における女性への抑圧を背景に、アスリートたちの不屈の“戦い”を臨場感溢れる映像で描き出します。

第36回(2023年)東京国際映画祭でアジアプレミア上映が行なわれ、審査委員特別賞と最優秀女優賞の2冠を獲得しました。

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『TATAMI』(原題:Tatami)

監督:ガイ・ナッティヴ、ザーラ・アミール
脚本:ガイ・ナッティヴ、エルハム・エルファニ
出演:アリエンヌ・マンディ、ザーラ・アミール、ジェイミー・レイ・ニューマン
2023年/アメリカ、ジョージア/英語、ペルシア語/103分/モノクロ/1.78:1/5.1ch/字幕:間渕康子

日本公開:2025年2月28日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開
配給:ミモザフィルムズ
公式サイト
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