『ミュージック』12月13日公開決定!日本版予告編&ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
第73回ベルリン国際映画祭銀熊賞(脚本賞)を受賞したアンゲラ・シャーネレク監督最新作『Musik』が、邦題を『ミュージック』として12月13日(金)より公開されることが決定し、日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。
主人公は、悲しみを抱きながらも、やがて音楽と出会い、歌うことでその悲しみを乗り越えようとする男・ヨン。
「悲劇の最高傑作」として名高い「オイディプス王」に着想を得つつ、舞台を現代ヨーロッパに置き換え、大胆かつ自由に翻案したのは、現代ヨーロッパを代表する最重要映画作家のアンゲラ・シャーネレク監督。小津安二郎の『生れてはみたけれど』に作品名でオマージュを捧げた2019年作『家にはいたけれど』で第69回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(監督賞)を受賞し、本作で同映画祭2作連続の銀熊賞受賞を果たしました。
主演は『ジュリア(s)』などに出演し、歌手としても知られ本作の劇中でも優しい歌声を響かせるアリョーシャ・シュナイダーと、『イサドラの子どもたち』での名演が記憶に残るアガト・ボニゼール。
タイトルの通り、本作において重要な役割を持つ音楽の楽曲提供にクレジットされたのは、カナダ・トロント在住のミュージシャン、ダグ・ティエリ。日本でもファンの多いサンドロ・ペリとも協働するアーティストで、シャーネレク監督が1年以上のリサーチの末にようやく出会ったティエリの楽曲が、本作を完成へと導きました。
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『ミュージック』(原題:Musik)
嵐の夜、ギリシャの山中に置き去りにされた赤ん坊は、救出した夫婦に引き取られヨンと名付けられる。青年となり、悲劇的な出来事に見舞われた彼は刑務所へ送られ、看守として面倒を見るイロと出会う。ヨンを気遣うなか、イロは彼のためにテープに音楽を吹き込み、ヨンはその音楽に癒しを見出す。やがて刑務所を出たヨンとイロは特別な絆で結ばれるものの、ヨンはふたたび運命の歯車に翻弄される。しかし、彼が悲しみと向き合うその先には、優しく鳴り響く美しい音楽があった。
監督・脚本・編集:アンゲラ・シャーネレク
キャスト:アリョーシャ・シュナイダー、アガト・ボニゼール、マリシャ・トリアンタフィリドゥ
2023年/ドイツ、フランス、セルビア/ギリシャ語、英語/109分/DCP/字幕:吉川美奈子/字幕協力:東京国際映画祭
日本公開:2024年12月13日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて上映
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