『人体の構造について』日本版本予告が解禁!
- Fan's Voice Staff
医師の視点で外科手術を見つめ、人体の神秘と人間の恐怖の根源を探る『人体の構造について』の日本版本予告が解禁されました。
パリ北部近郊の5つの病院のオペ室を舞台に、医師視点のカメラや内視鏡の映像を使い、脳や大腸、眼球など様々な外科手術や帝王切開の模様を医師の視点で見つめるドキュメンタリー。
到着した予告編に登場するのは、現代の病院で行われている様々な外科手術の現場。普段はなかなか目にすることのできないオペの様子は「いったい何をしているのか?」と気になる映像が満載で、まさに「異世界のようでもあり恐ろしくもある(ロサンゼルス・タイムズ)」。一方、本作には医療従事者たちの本音のやりとりも数多く収められており、「集中治療室で働いていると、(毎日死と向き合うから)“今を大事に”と思う」という看護師たちの切実な会話から、「週に100人治療し、20人手術している。まるでロボットだ」とこぼす医師の独白も捉えられ、深刻な問題にもなっている医師不足の現状を想起させます。
以下、本作を鑑賞した著名人より推薦コメントが到着しています。
朝比奈秋(作家・医師)
発達した医療ほど、身体のグロテスクさをあらわにする。
伊藤潤二(漫画家)
人体組織という小宇宙に潜り込んで目撃する手術映像はまるでイリュージョンです。
それに対する外界=病院の厳しい現実に目眩を覚えました。
布施英利(解剖学者・美術批評家)
パリの病院、最先端技術のカメラが潜入したそこには「人体」があった。
…アンドレアス・ヴェサリウスの『人体の構造について』(1543年)の出版から約500年。
ここに新しい人体の映画が誕生した。
南杏子(作家・医師)
あまりにもリアルな映像に、医師としての日常がオーバーラップする瞬間が何度もあった。
目が離せず、やがて仕事が積み重なったときのように疲れてくる。
医療者でない人々に耐えられるのか。
そう心配した瞬間、一気に画面が切り替わり、別世界に吸い込まれた。
とてつもない解放感、とてつもない心地よさ。こんな体験は初めてだ。
養老孟司(東京大学名誉教授)
ふだんは見られない手術時の臓器や内視鏡の画像が見られる。
これは貴重な体験になると思う。
存在するものは存在するとして、視ることに慣れるのが大切だと思う。
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『人体の構造について』(原題:De humani corporis fabrica)
監督:ルーシァン・キャステーヌ=テイラー、ヴェレナ・パラベル
製作:ポリーヌ・ジギャクス、マックス・カルリ、ヴァレンティナ・ノヴァティ
共同プロデューサー:シャルル・ジリベール、ルーシァン・キャステーヌ=テイラー、ヴェレナ・パラベル
2022年/フランス・スイス・アメリカ/118分/フランス語/日本語字幕:橋本裕充/字幕監修:養老孟司/英題:The Fabric of the Human Body/PG12
日本公開:2024年11月22日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷&有楽町ほか全国ロードショー
提供:TBSテレビ
配給:トランスフォーマー、TBSテレビ
公式サイト
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