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2024.08.31 10:00

吉沢亮 × 呉美保『ぼくが生きてる、ふたつの世界』新場面写真12点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

呉美保監督が吉沢亮を主演に迎え、耳のきこえない母ときこえる息子の物語を繊細に紡ぐ映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の新場面写真12点が解禁されました。

到着した場面写真では、まだ幼い主人公・大(4歳の大役:畠山桃吏)が母・明子(忍足亜希子)や父・陽介(今井彰人)と過ごす場面や、母に黙っていた小学校での授業参観(小学3年生の大役:加藤庵次)、何かと反抗してしまう中学生の三者面談、自分の未来に悩む大(吉沢亮)の姿などが切り取られ、複雑な心のうちが感じ取れるカットの数々となっています。劇中、吉沢亮は中学時代から成人していく主人公の五十嵐大を演じきり、変化する母への思いを繊細に表現。また、大の祖父(でんでん)、祖母(烏丸せつこ)、大が就職した編集プロダクション社長・河合(ユースケ・サンタマリア)ら、大を取り巻く個性的な面々にも注目です。

大の両親を演じるのは、母・明子役に忍足亜希子、父・陽介役に今井彰人。ろう者俳優として活躍する二人が、息子への溢れんばかりの思いを見事に表現しています。

この度、10月9日~20日(現地時間)に開催される第68回ロンドン映画祭(BFI London Film Festival 2024)のコンペティション部門に選出。ロンドン映画祭は英国映画協会が主催するイングランド最大の映画祭で、昨年は、濱口竜介監督の『悪は存在しない』がコンペティション部門で作品賞を受賞。その他、『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)、 『怪物』(是枝裕和監督)、『PERFECT DAYS』(ヴィム・ヴェンダース監督)と話題作が上映されており、今年も注目が高まっています。

さらに、9月26~10月7日(現地時間)で開催される第43回バンクーバー国際映画祭のパノラマ部門にも選出され、北米プレミアとして上映されます。

原作は、コーダ(Children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子どもという意味)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイストの五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」。

以下、ロンドン映画祭での公式上映にあわせ渡英予定の呉美保監督よりメッセージが到着しています。

呉美保(監督)
上海国際映画祭に続いて、ロンドン映画祭コンペティション、
さらにはバンクーバー国際映画祭への出品だなんて、
これ以上の吉報があるでしょうか。
世界に羽ばたく我が子を送り出すような緊張と期待で、
いつもカサカサの手のひらが珍しく汗ばんでいます。
日本での公開もあと少し、いよいよですよ!はじまりますよ!

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『ぼくが生きてる、ふたつの世界』

監督:呉美保
脚本:港岳彦
主演:吉沢亮
出演:忍足亜希子、今井彰人、ユースケ・サンタマリア、烏丸せつこ、でんでん
原作:五十嵐大「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎 刊)
企画・プロデュース:山国秀幸
手話監修協力:全日本ろうあ連盟
製作:「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会(ワンダーラボラトリー/博報堂DYミュージック&ピクチャーズ/ギャガ/JR西日本コミュニケーションズ/アイ・ピー・アイ/アミューズ/河北新報社/東日本放送/シネマとうほく)
2024/日本/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/105分/G

日本公開:2024年9月20日(金)新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
配給:ギャガ
公式サイト
©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会