『ヒットマン』グレン・パウエルのインタビュー映像が解禁!
- Fan's Voice Staff
リチャード・リンクレイター監督『ヒットマン』の主演を務めたグレン・パウエルのインタビュー映像が解禁されました。
1990年代に偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力していた人物の実話にインスパイアされたクライムコメディ。主人公は、普段は冴えない大学教授でありながら、おとり捜査で偽の殺し屋に扮し、殺しの依頼をしてくる「依頼人」たちを次々と逮捕へ導いていく男。
本作の企画の発端は、パウエルが「テキサス・マンスリー」誌の記事を読み、モデルとなったゲイリー・ジョンソンという偽の殺し屋の嘘のような本当の話との出会いでした。20年以上も前の記事で、かつてブラッド・ピットを含む幾人ものプロデューサーが映画化しようと試みるも、断念したといいます。そんな魅力的でありながら、とても難しいテーマであった本作の開発パートナーにパウエルが選んだのが、彼がスターと呼ぶリチャード・リンクレイター監督。
リンクレイター監督はこの記事のことを既に知っており、映画化を模索しながらも諦めた大勢のうちの一人でした。全く違う視点を持っていたパウエルは、「最初の脚本を読んだ時、映画をどう作るかが課題だった。中年の危機に瀕した男は、いつもと違う服を着てみたり、いろんなワードローブを試してみたりするのを、ゲイリーは仕事として実践していて、その結果平均的な自分を保っていた。リックと私がやろうとしたのは、もしそのように違う人格や見た目を試しているときに、誰かがその人格に恋をしてしまったら?それと同じように自分自身もその人格が好きになり、それが初めからあなた自身だったと気づいたら?ということだった」
さらに、「『テキサス・マンスリー』誌の記事には、彼と実際に危険な状態にあった女性との関係について書かれた文章がありました。元夫に命を狙われていた彼女は、元夫に殺される前に殺し屋を雇おうとしていました。それが事実だとわかって、ゲイリーは巻き込まれ、二人の関係が築かれたのです。私はリックに『ここがストーリーだと思う。ここを深掘りする必要がある』と言ったんです。そこから話を深掘りしていきました」といい、パウエルのこの着眼点がリンクレイター監督を動かしたそう。
自身も共同脚本に名を連ねていることについて、「以前にも脚本を書いて売ったことはあったけど、製作が決まったのはこれが初めてです。自分のヒーローであり、友人であるリチャード・リンクレイターの隣に自分の名前があるなんて夢のようです」と述べています。
==
『ヒットマン』(原題:Hit Man)
監督:リチャード・リンクレイター
脚本:リチャード・リンクレイター&グレン・パウエル
キャスト:グレン・パウエル、アドリア・アルホナ、オースティン・アメリオ、レタ、サンジャイ・ラオ
2023年/アメリカ映画/英語/115分/シネスコ/カラー/5.1ch/日本語字幕:星加久実/PG12
日本公開:2024年9月13日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給: KADOKAWA
公式サイト
© 2023 ALL THE HITS, LLC ALL RIGHTS RESERVED