『ヒットマン』リチャード・リンクレイター監督のインタビュー映像が解禁!
- Fan's Voice Staff
グレン・パウエル主演映画『ヒットマン』の監督を務めたリチャード・リンクレイターのインタビュー映像が解禁されました。
1990年代に偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力していた人物の実話にインスパイアされたクライムコメディ。主人公は、普段は冴えない大学教授でありながら、おとり捜査で偽の殺し屋に扮し、殺しの依頼をしてくる「依頼人」たちを次々と逮捕へ導いていく男。
本作のモデルとなったゲイリー・ジョンソンの記事におよそ20年前に出会ったというリンクレーター監督。「『テキサス・マンスリー』誌の記事を20数年前に読んでいつも心に残っていた。潜入捜査官であり、ニセの殺し屋というユニークな仕事をしている。そんなオープンマーケットは存在しないけど、この話は実話で、本当に存在する。神に感謝だね」「猫と一緒に暮らし、静かで禅の達人のような男だ。彼は大学で教鞭をとりながら潜入捜査に従事していた。とても冷静で、実はとても仕事ができる。私はこれらのテープを見て、多くの記録を読んだ」と、どっぷりとハマっていた様子。
そんなリンクレイター監督の背中を押したのは、『トップガン マーヴェリック』で脚光を浴びたグレン・パウエル。「コロナ禍の時に友人のグレン・パウエルから電話があった。彼は『“ヒットマン”という記事を読んだことがあるか?』と聞いてきて、私は『読んだよ。19年前かいつだったか…』。でも、第三幕はないと思う。第二幕すらないかもしれない」と、映画化は難しいと考えていたリンクレーター監督と異なり、「グレンは大胆だった。彼は『いや、僕はこう思っていて…』という感じで、グレンのおかげで『よし、フィクションを作ろう!彼のドキュメンタリーを作るわけじゃないんだから』」とこの企画が動き出したといいます。
リンクレイター監督とパウエルの付き合いは長く、「私たちは相性がいい、とにかく一緒に脚本を作ろう」と、二人は共同脚本に取り組むことに。日々電話で話し、お互いのものを送り合い密なやり取りが行われたといい、その制作の過程をリンクレイターは「最初の1週間、我々がやっているのは『セルピコ』の潜入捜査のようなものだ。そして、このシーンは、彼が大学にいて生徒たちを鼓舞するような教師になろうとしている。よし、ここは我々の『いまを生きる』のパートだ。そして、彼がアドリアと裸でベッドにいる。よし、ここは我々の『ナインハーフ』だ。“私たちはあの映画の中にいる”とね」と振り返っています。
==
『ヒットマン』(原題:Hit Man)
監督:リチャード・リンクレイター
脚本:リチャード・リンクレイター&グレン・パウエル
キャスト:グレン・パウエル、アドリア・アルホナ、オースティン・アメリオ、レタ、サンジャイ・ラオ
2023年/アメリカ映画/英語/115分/シネスコ/カラー/5.1ch/日本語字幕:星加久実/PG12
日本公開:2024年9月13日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給: KADOKAWA
公式サイト
© 2023 ALL THE HITS, LLC ALL RIGHTS RESERVED