ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督『二つの季節しかない村』日本版予告編が解禁！

トルコの名匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン最新作『二つの季節しかない村』の日本版予告編と新場面写真5点が解禁されました。

冬が長く雪深いトルコ・アナトリア東部の村。見渡す限りの銀世界の中、一人の少女が物憂げに遠くを見つめているシーンから始まる予告編。都会への転任を待ち望む美術教師のサメットは、義足の英語教師ヌライと出会いますが、ヌライは同僚のケナンに心を寄せているよう。何もない土地を忌み嫌いながらも単調な日々を送っていたサメットでしたが、自分を慕っていた女子生徒セヴィムらに虚偽の“不適切な接触”を告発され、日常が一変。一目置いていたセヴィムに裏切られ、怒りを隠しきれないサメットがとった行動とは？不敵な目でこちらを見つめてくるセヴィムの思惑とは──？

到着した場面写真では、夏の爽やかな風景を前に一人佇むサメットや、ネムルトダー遺跡を訪れ仲良く写真を撮る3人の姿が切り取られています。

音さえ吸い込んでいく雪深い景色の圧巻の美しさと、標高2150mにある世界遺産ネムルトダーの夏の雄大さ。ジェイランは、この荘厳な自然の大きさと、自我に縛られた人間の小ささを大胆に対比。息もつかせぬ言い合い、目線に現れる感情の揺らぎ。これまで同様、ドストエフスキー、チェーホフら世界の文豪作品に加え、太宰治らの私小説を思わせる感情の機微を圧倒的な演出力で描き出します。
パルムドール、2度のグランプリ、監督賞など、カンヌ国際映画祭を賑わせ続けてきたヌリ・ビルゲ・ジェイラン。本作は第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映され、ヌライ役を演じたメルヴェ・ディズダルがトルコ人初の女優賞を獲得しました。

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『二つの季節しかない村』（英題：About Dry Grasses）

監督：ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
脚本：アキン・アクシュ、エブル・ジェイラン、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
出演：デニズ・ジェリオウル、メルヴェ・ディズダル、ムサブ・エキジ、エジェ・バージ
2023／トルコ・フランス・ドイツ／198分

2024年10月11日（金）、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー！
配給：ビターズ・エンド
公式サイト
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