『ボレロ 永遠の旋律』ラファエル・ペルソナより日本のファンへメッセージ動画が到着!
- Fan's Voice Staff
不朽の名曲「ボレロ」の誕生秘話を描いた音楽映画『ボレロ 永遠の旋律』の主演を務めたラファエル・ペルソナから日本のファンへ向けたメッセージ動画と、本編シーン映像が解禁されました。
先月撮影されたばかりのメッセージ動画では、新作撮影のため初めてのブロンド髪となったペルソナが、「ラヴェルの人生は、彼の生み出した作品ほど有名ではありませんが、とても神聖で謎に満ちた人物です。この役はフランスで〈狂乱の時代〉と呼ばれる1920年代へ、そしてラヴェルの音楽に満ちた世界へ私を誘ってくれました」と語っています。
本編映像は、一音一音をたぐりよせるように鍵盤に向かってきたラヴェル(ラファエル・ペルソナ)が、後に歴史的名曲となる「ボレロ」の形をした音色を初めて奏でる運命的な瞬間を捉えたシーン。自宅で湧き出てくる音程を少しずつ楽譜に書き留めていくラヴェルのもとへ、家政婦のルヴロ夫人(ソフィー・ギルマン)が現れ、「その曲、好きです。胸が熱くなる」と笑顔で感想を吐露。普段は歌謡曲を好む彼女からの評価は、ラヴェルを安堵させ、そして勢いに乗って次の旋律を弾き始め──。
監督を務めたアンヌ・フォンテーヌは、「ラヴェルのミューズであるミシア、イダなど、ラヴェルを取り巻く彼女たちは一種のコーラスを構成し、『ボレロ』を創作するラヴェルを後押ししています。彼女たちがいなければ、この曲はできなかったかもしれません。母親や家政婦も含めた女性の側近たちは、まるで母親のようにラヴェルに接し、繭のように彼を保護し、包んでいるのです」と、ラヴェルと彼を取り巻く女性たちとの関係性について語っています。
このシーンを含む自宅での場面は、フランスのモンフォール・ラモーリーにあるラヴェルが晩年実際暮らしていた家で撮影されました。監督は、「緑の谷を見下ろすこの家は、世界中の人々が予約して見に来る場所です。そこにカメラを構える権利を得られたのは本当に奇跡でした。ラヴェルはこの場所で仕事をするために全てを設計しました。本棚、飾り棚、狭い廊下、日本庭園など、すべてが彼自身のイメージなのです。そこにある全てが彼のように小さく、彼が感じていた痛みを想起させます。それは、再現されたセットでは決して感じることができなかったでしょう」と振り返っています。
ラヴェルを演じたペルソナも、「ラヴェルが『ボレロ』を創作したシーンを、彼自身のピアノで弾いていると思うだけで感動でおかしくなりそうなほどでしたよ! 彼は、狂乱の時代にあったパリの夜遊びから逃れるために、この家に閉じこもりました。そして、細心の注意を払って、すべてを作り上げたのです」と語っています。
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『ボレロ 永遠の旋律』(原題:Boléro)
監督:アンヌ・フォンテーヌ
出演:ラファエル・ペルソナ、ドリヤ・ティリエ、ジャンヌ・バリバール、ヴァンサン・ペレーズ、エマニュエル・ドゥヴォス
121分/フランス/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:松岡葉子/G
日本公開:2024年8月9日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
配給:ギャガ
公式サイト
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