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2024.07.04 12:00

『墓泥棒と失われた女神』オルタナティブポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出されたアリーチェ・ロルヴァケル監督最新作『墓泥棒と失われた女神』のオルタナティブポスターが解禁されました。

1980年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う考古学愛好家のアーサー(ジョシュ・オコナー)は、紀元前に繁栄した古代エトルリア人の遺跡をなぜか発見できる特殊能力を持ち、墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては、日銭を稼いでいました。ところがある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を発見したことで、闇のアート市場をも巻き込んだ騒動に発展していき──。

ギリシャ神話「オルフェウスとエウリュディケ」の悲劇のラブストーリーをモチーフに、ある墓泥棒の数奇な愛の物語を描いたのは、カンヌ国際映画祭において『夏をゆく人々』(15年)でグランプリ、『幸福なラザロ』(19年)で脚本賞を受賞したアリーチェ・ロルヴァケル。

オルタナティブポスターのイラストを手掛けたのは、古典美術を現代に落とし込んだコラージュにペインティングを組み合わせた作品を制作している現代美術家のスズキエイミ。物語の鍵となる「赤い糸」と女神像の頭部を通して、主人公アーサーとその忘れられない恋人の手が繋がっています。劇中でも描かれるこの「赤い糸」について、ロルヴァケル監督は日本の「赤い糸」の伝説に影響を受けたとインタビューで語っています。

イラストの下部には、「墓=冥界」として掘り出された埋葬品や遺骨と、原題『La chimera』の文字。生と死、空想と現実が交差する世界観を表現したイラストのオルタナティブポスターとなっています。

以下、コメントが到着しています。

スズキエイミ(現代美術家)
本作の赤い糸とは、墓泥棒である主人公の失った愛する人が纏うニットの糸である。
ギリシャ神話の悲劇のラブストーリーを基に繰り広げられる物語の最果て。
追いかけた赤い糸の行方の先にあるものとは。愛か死か。

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『墓泥棒と失われた女神』(原題:La chimera)

80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う、考古学愛好家のアーサー。彼は紀元前に繁栄した古代エトルリア人の遺跡をなぜか発見できる特殊能力を持っている。墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては日銭を稼ぐ日々。ある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を発見したことで、闇のアート市場をも巻き込んだ騒動に発展していく。

監督・脚本:アリーチェ・ロルヴァケル
出演:ジョシュ・オコナー、イザベラ・ロッセリーニ、アルバ・ロルヴァケル、カロル・ドゥアルテ、ヴィンチェンツォ・ネモラート
2023年/イタリア・フランス・スイス/カラー/DCP/5.1ch/アメリカンビスタ/131分/G

日本公開:2024年7月19日(金)Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
配給:ビターズ・エンド
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