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2024.06.19 19:00

トッド・ヘインズ監督『メイ・ディセンバー ゆれる真実』本編シーン映像が解禁!

  • Fan's Voice Staff

『キャロル』のトッド・ヘインズ監督がナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアを主演に迎え、全米に衝撃を与えたスキャンダルの真相を様々な角度から見つめる心理ドラマ『メイ・ディセンバー ゆれる真実』の本編シーン映像が解禁されました。

到着した映像は、妻のグレイシー(ジュリアン・ムーア)が、これからやってくる“ハリウッド女優”のエリザベス(ナタリー・ポートマン)の態度を危惧しながらおもてなしの準備をしているワンシーン。鳴り響く音楽は、ジョセフ・ロージー監督の映画『恋』(71年)より、ミシェル・ルグランの楽曲の一節を編曲したもの。冷蔵庫の中を見て、「ホットドッグが足りない」とつぶやく何の変哲のないシーンは、まるでこれから起こる不穏な展開を予感させるよう。その音楽の使い方に、完成したシーンを観たジュリアン・ムーアも思わず笑ってしまったといいます。

本作の音楽を手掛けた作曲家のマーセロ・ザーヴォスは、「トッドは、音楽がストーリーの流れに完全に従う必要はないと考えていたので、これまでの映画音楽の慣習は無視されました」と説明。「この映画の音楽は大胆不敵です。これほど効果的に音楽を使用している映画はほかに思いつきません。通常の映画音楽は、観客を作品に優しく引き込み、誘導するものですが、この作品の音楽は、観客の胸ぐらを掴んで極上の心理戦へと引きずり込むのです」と語っています。

そんな本作の音楽について、トッド・ヘインズ監督は「観客は殺人が起こるような犯罪ドラマを想像するかもしれない。そしてすぐにこの物語がどこに向かっていくのか、鋭い注意力で画面や演技を見つめることでしょう。音楽は、さらにその疑問を増幅させ続けますが、それはきっと楽しい映画体験になるはずです」とコメントしています。

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『メイ・ディセンバー ゆれる真実』(原題:May December)

監督:トッド・ヘインズ
脚本:サミー・バーチ
原案:サミー・バーチ、アレックス・メヒャニク
出演:ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーア、チャールズ・メルトン
配給:ハピネットファントム・スタジオ
2023年/アメリカ/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/英語/字幕翻訳:松浦美奈/117分/R15+

日本公開:2024年7月12日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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