『墓泥棒と失われた女神』日本版予告編&本ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出されたアリーチェ・ロルヴァケル監督最新作『墓泥棒と失われた女神』の日本版予告編と本ポスタービジュアルが解禁されました。
80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。予告編は、ある女性の夢を見る考古学愛好家アーサー(ジョシュ・オコナー)の姿から始まります。夢か現か、彼は忘れられない恋人の影を追っているよう。なぜか古代エトルリア人の遺跡を発見できる不思議な能力を持つアーサーは、墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては日銭を稼ぐ日々を過ごしていましたが、「大地の女神」と呼ばれる美しい像を発見したことで、女神像の頭部をめぐり闇の美術商との騒動に発展していき──。
そんなアーサーには、もうひとつ探しているものが。それは、忘れられない恋人・べニアミーナ。本作は亡くなった妻を生き返らせるために冥界に赴いたギリシャ神話「オルフェウスとエウリュディケ」の悲劇のラブストーリーをモチーフにしており、ロルヴァケル監督作品のなかでも最も切なくロマンチックな物語となっています。
主人公アーサーを演じるのは、新世代の英国俳優を代表する一人として注目を集めるジョシュ・オコナー。『ゴッズ・オウン・カントリー』やチャールズ皇太子に扮したドラマ『ザ・クラウン』で高く評価され、ゼンデイヤ主演の『チャレンジャーズ』が日本公開を控えています。
『幸福なラザロ』を観て感銘を受けたオコナーが、「もしあなたの作品でイタリア語が下手なイギリス人の役が必要なら私がいます」とロルヴァケル監督へ熱烈な逆オファーの手紙を送ったことをきっかけに、主人公のキャラクターがイギリス人に書き換えられたそう。オコナーはアーサー役を演じるにあたり、3カ月でイタリア語を取得し、放浪者のようなアーサーのキャラクターにちなんで、撮影期間中はキャンピングカーで生活するなど、徹底した役作りを行いました。
オコナーはロルヴァケル監督について、「想像力に富んでいて、脚本も魅力的。アーサーのキャラクターは彼女と一緒に作り上げていったのですが、非常に興味深い体験でした。今では彼女は仲の良い友人であり姉のような存在。もっとたくさんの映画を一緒に作りたいな」とコメント。ロルヴァケル監督はオコナーについて「とても好奇心が旺盛で、彼のイマジネーションは森のように豊かで生命力に満ちている。そして気さくで楽しい人、天才です!」と称賛しています。
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『墓泥棒と失われた女神』(原題:La chimera)
80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う、考古学愛好家のアーサー。彼は紀元前に繁栄した古代エトルリア人の遺跡をなぜか発見できる特殊能力を持っている。墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては日銭を稼ぐ日々。ある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を発見したことで、闇のアート市場をも巻き込んだ騒動に発展していく。
監督・脚本:アリーチェ・ロルヴァケル
出演:ジョシュ・オコナー、イザベラ・ロッセリーニ、アルバ・ロルヴァケル、カロル・ドゥアルテ、ヴィンチェンツォ・ネモラート
2023年/イタリア・フランス・スイス/カラー/DCP/5.1ch/アメリカンビスタ/131分/G
日本公開:2024年7月19日(金)Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
配給:ビターズ・エンド
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