『あんのこと』稲垣吾郎の新写真5点が解禁!
- Fan's Voice Staff
河合優実を主演に迎えた入江悠監督最新作『あんのこと』に出演する稲垣吾郎の新場面写真3点とメイキング写真2点が解禁されました。
2020年6月に掲載された「少女の壮絶な人生を綴った新聞記事」を基に描く人間ドラマ。
稲垣吾郎が演じるのは、週刊誌の編集部で働くジャーナリストの桐野。主人公の杏(河合優実)に小さな老人ホームで介護の仕事を紹介する一方で、3年前から刑事の多々羅(佐藤二朗)と、主催する薬物更生者の自助グループ・サルベージ赤羽の活動を取材しています。
到着した場面写真では、最低限の荷物を持って家を飛び出した杏を迎える多々羅と桐野の姿をはじめ、桐野が呆然と腰を抜かす姿や、ジャーナリストとしての仕事ぶりが垣間見える編集部での様子が切り取られています。
河合優実が“影の主人公”と表現するように、主人公・杏の人生を描く一方で、実際の事件を取材した新聞記者をベースに桐野の目線でも語ることができる本作。桐野が自分の心情を語るセリフは劇中で一切ないため、役作りに苦労したという稲垣に対し、入江監督は「桐野という人物が抱える独特の居心地の悪さ、どっちつかずの葛藤みたいなものを、稲垣さんが絶妙に体現してくれました。シーンによっては無表情で、何を考えているのか見えにくいこともある。でもトータルの芝居には何とも言えない揺れが滲むんです。見事だと思いました」と賛辞を送っています。
そんな稲垣は自身の役柄について、「ジャーナリストとしての正義感と、二人との友情と、一会社員としての下心。いろんなところで揺れ動く役なので、それが上手く伝わってればいいなと僕も迷いながらやりました。答えがひとつではない映画ですが、いまの社会にとって必要な映画だと僕は思います」とコメントしています。
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『あんのこと』
21歳の主人公・杏は、幼い頃から母親に暴力を振るわれ、10代半ばから売春を強いられて、過酷な人生を送ってきた。ある日、覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた彼女は、多々羅という変わった刑事と出会う。大人を信用したことのない杏だが、なんの見返りも求めず就職を支援し、ありのままを受け入れてくれる多々羅に、次第に心を開いていく。週刊誌記者の桐野は、「多々羅が薬物更生者の自助グループを私物化し、参加者の女性に関係を強いている」というリークを得て、慎重に取材を進めていた。ちょうどその頃、新型コロナウイルスが出現。杏がやっと手にした居場所や人とのつながりは、あっという間に失われてしまう。行く手を閉ざされ、孤立して苦しむ杏。そんなある朝、身を寄せていたシェルターの隣人から思いがけない頼みごとをされる──。
出演:河合優実、佐藤二朗、稲垣吾郎、河井青葉、広岡由里子、早見あかり
監督・脚本:入江悠
製作:木下グループ、鈍牛倶楽部
制作プロダクション:コギトワークス
日本公開:2024年6月7日(金)新宿武蔵野館、丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサほか全国公開
配給:キノフィルムズ
公式サイト
© 2023『あんのこと』製作委員会