アリーチェ・ロルヴァケル監督『墓泥棒と失われた女神』新場面写真11点が解禁!
- Fan's Voice Staff
第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出されたアリーチェ・ロルヴァケル監督最新作『墓泥棒と失われた女神』の新場面写真11点が解禁されました。
80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う考古学愛好家のアーサー(ジョシュ・オコナー)は、紀元前に繁栄した古代エトルリア人の遺跡をなぜか発見できる特殊能力を持ち、墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては、日銭を稼いでいました。ところがある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を発見したことで、闇のアート市場をも巻き込んだ騒動に発展していき──。
到着した場面写真では、アーサーと個性豊かな墓泥棒たちがダウジングでお宝を探したり、お祭りを楽しむ様子をはじめ、墓泥棒たちが発見した世にも神秘的な女神像の姿が切り取られています。稀少な価値を持つ女神像をめぐる、美術商の女性と墓泥棒たちの間で巻き起こる騒動の様子が垣間見えるほか、アーサーの忘れられない恋人・べニアミーナの写真が意味深に飾られている様子も確認できます。
監督のアリーチェ・ロルヴァケルは、カンヌ国際映画祭において『夏をゆく人々』(15年)でグランプリ、『幸福なラザロ』(19年)で脚本賞を受賞。フェリーニ、ヴィスコンティなどの豊かなイタリア映画史の遺伝子を確かに受け継ぎながら革新的な作品を発表し続けており、マーティン・スコセッシ、ポン・ジュノ、ソフィア・コッポラ、アルフォンソ・キュアロンらがファンを公言、製作のバックアップに名乗りをあげるなど、世界中の映画人がその唯一無二の才能に惚れこんでいます。
昨年、監督作『バービー』が世界的大ヒットを記録し、明日から開催される第77回カンヌ国際映画祭の審査員長を務めることでも注目を集めるグレタ・ガーヴィグは、米タイム誌の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」でのトークイベントやインタビューなどで「いま夢中の映画監督」としてアリーチェ・ロルヴァケル監督を度々話題にしており、今作についても「『墓泥棒と失われた女神』に陶酔して幸福感に包まれた。これは決して彼女にしか作れない映画だ」と賛辞を送っています。
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『墓泥棒と失われた女神』(原題:La chimera)
80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う、考古学愛好家のアーサー。彼は紀元前に繁栄した古代エトルリア人の遺跡をなぜか発見できる特殊能力を持っている。墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては日銭を稼ぐ日々。ある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を発見したことで、闇のアート市場をも巻き込んだ騒動に発展していく。
監督・脚本:アリーチェ・ロルヴァケル
出演:ジョシュ・オコナー、イザベラ・ロッセリーニ、アルバ・ロルヴァケル、カロル・ドゥアルテ、ヴィンチェンツォ・ネモラート
2023年/イタリア・フランス・スイス/カラー/DCP/5.1ch/アメリカンビスタ/131分/G
日本公開:2024年7月19日(金)Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
配給:ビターズ・エンド
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