マルコ・ベロッキオ監督『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』8月9日公開決定!
- Fan's Voice Staff
第75回カンヌ国際映画祭カンヌプレミア部門で上映されたイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ監督の『Exterior, Night』(英題)が、邦題を『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』として8月9日(金)より全国順次公開されることが決定し、日本版特報とティザービジュアルが解禁されました。
1978年3月のある朝、元首相でキリスト教民主党の党首のアルド・モーロが、極左武装グループ「赤い旅団」に襲われ、誘拐された。冷戦下で混迷を極め、“鉛の時代”と呼ばれていたイタリアで起きた国家を揺るがす大事件の裏側で何が起こっていたのか──?
ヨーロッパ現代史上類を見ない大事件「アルド・モーロ誘拐事件」を題材に、壮大な人間模様をフレスコ画のごとく描いた340分の一大巨編。傑作との誉れ高い『夜よ、こんにちは』(03年)で既に赤い旅団側から同事件を描いたベロッキオが、「すでに語られた物語には戻らない」という自身のルールを破り再び映画化。今なお謎多き事件を、“羅生門方式”とも言える6つの視点から再構築。モーロ自身、彼を父と慕う内務大臣コッシーガ、モーロと親交が深かった教皇パウロ6世、赤い旅団のメンバー、モーロの妻と家族たち──エピソード毎に事件に関わった人物たちのそれぞれの視点で、史実にフィクションを織り交ぜながら、力強くも絢爛たる筆致で描き切りました。
第75回カンヌ国際映画祭のカンヌプレミア部門で世界初上映され、各国のプレスは絶賛。イタリア本国では5月、6月に前編後編に分けて劇場公開され、秋には国営放送RAIで3夜に渡って放送され、高視聴率を記録。第68回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では17部門18ノミネートを果たし、監督賞、主演男優賞など4部門を受賞しました。
昨年のイタリア映画祭2023でアジア初上映された際には、観客から「ベロッキオの最高傑作!」といった熱い声が続出しました。
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『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』(英題:Exterior, Night)
1978年3月のある朝、戦後30年間にわたってイタリアの政権を握ってきたキリスト教民主党の党首であり、5度の首相経験のあるアルド・モーロが、極左武装グループ「赤い旅団」に襲撃、誘拐されてしまう。世界が注目し、イタリア中が恐怖に包まれたその日から55日間の事件の真相を、アルド・モーロ自身、救出の陣頭指揮を執った内務大臣フランチェスコ・コッシーガ、モーロと旧知の仲である教皇パウロ6世、赤い旅団のメンバーであるアドリアーナ・ファランダ、そして妻であるエレオノーラ・モーロの視点から描く。
監督・原案・脚本:マルコ・ベロッキオ
原案:ジョヴァンニ・ビアンコーニ、ニコラ・ルズアルディ
原案・脚本:ステファノ・ビセス
脚本:ルドヴィカ・ランポルディ、ダヴィデ・セリーノ
出演:ファブリツィオ・ジフーニ、マルゲリータ・ブイ、トニ・セルヴィッロ、ファウスト・ルッソ・アレジ、ダニエーラ・マッラ
2022年/イタリア/イタリア語・英語/340分/カラー/1.85:1/5.1ch/原題:Esterno notte/字幕翻訳:岡本太郎/G
日本公開:2024年8月9日(金)、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー!
配給:ザジフィルムズ
ザジフィルムズ35周年記念作品
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