『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』日本版予告編&新場面写真11点が解禁!
- Fan's Voice Staff
英国文学最高の賞であるマン・ブッカー賞にノミネートされた傑作小説を、ジム・ブロードベント主演で映画化した驚きと涙の感動作『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』の日本版予告編と新場面写真11点が解禁されました。
定年退職し、平凡な生活を送るハロルド・フライ(ジム・ブロードベント)のもとに届いた、1通の手紙。差出人は、かつての同僚・クイーニー(リンダ・バセット)。ホスピスに入院中の彼女の命はもうすぐ尽きるといい、思いがけない突然の手紙に戸惑うハロルドは、返事を出そうと家を出て歩き始めます。家の近くのポストまで、すぐに戻るはずだったところ、ある言葉をきっかけに、まさかの旅へと一歩を踏み出すことを決意。
到着した予告映像では、クイーニーに会うため800kmの道のりを歩き始めるハロルドの姿が映し出されていきます。雨に打たれながら寒さに凍え、小川で体を洗い、壮大で美しい草原の中で一休み。その道のりは決して楽なものばかりではなく、時には危険や恐怖を感じることも。それでもハロルドは“どうしても伝えたいことがある”と心に強く想い、長い道のりを1歩1歩進んでいきます。どんな状況でも決して諦めず、雄大な美しいイギリスの大自然に包まれながら、確かに歩みを進めていくハロルドの姿は、次第に人々の心を動かしていき、イギリス中を巻き込んだ大騒動へと発展していきますが──。
新場面写真では、まるでヒーローのように大勢の人々に囲まれて笑顔を見せるハロルドの姿や、ボロボロになりながらも、妻モーリーン(ペネロープ・ウィルトン)と二人並んでベンチに腰掛ける様子、キュートな犬を連れた微笑ましい姿、さらにはハロルドとクイーニーのありし日の姿も確認できます。
主人公のハロルド・フライを演じるのは、『アイリス』でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞を受賞し、近年では『ゴヤの名画と優しい泥棒』で高く評価されたジム・ブロードベント。原作本のオーディオブックのナレーションも務め、ハロルドというキャラクターへの深い愛情を演技に注ぎ込みました。
夫の行動によって自身も変化していく妻モーリーン役には、『ダウントン・アビー』で広く知られ、大英帝国勲章を受章したペネロープ・ウィルトン。余命わずかのクイーニー役には、『めぐりあう時間たち』のリンダ・バセット。
原作は、世界36カ国で刊行され、英国文学最高の賞であるマン・ブッカー賞にノミネートされた「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」(亀井よし子 訳/講談社文庫)。日本では2014年本屋大賞翻訳小説部門第2位にランクインしています。
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『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』(原題:The Unlikely Pilgrimage of Harold Fry)
定年退職し、妻のモーリーンと平凡な生活を送るハロルド・フライ。ある日北の果てから思いがけない手紙が届く。差出人はかつてビール工場で一緒に働いていた同僚クイーニーで、ホスピスに入院中の彼女の命はもうすぐ尽きるという。ハロルドは返事を出そうと家を出るが、途中で心を変える。彼にはクイーニーにどうしても会って伝えたい“ある想い”があった。ホスピスに電話をかけたハロルドは「私が歩く限りは、生き続けてくれ」と伝言し、手ぶらのまま歩き始める。歩き続けることに、余命わずかなクイーニーの命を救う願いをかけるハロルド。目的地までは800キロ。彼の無謀な試みはやがて大きな話題となり、イギリス中に応援される縦断の旅になるが──。
監督:へティ・マクドナルド
脚本・原作:レイチェル・ジョイス「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」(亀井よし子訳/講談社文庫)
出演:ジム・ブロードベント、ペネロープ・ウィルトン
2022年/イギリス/英語/108分/ビスタ/カラー/5.1ch/日本語字幕:牧野琴子
日本公開:2024年6月7日(金)公開
提供:松竹、楽天
配給:松竹
後援:ブリティッシュ・カウンシル
公式サイト
© Pilgrimage Films Limited and The British Film Institute 2022