ソフィア・コッポラ監督『プリシラ』新場面写真7点が解禁！

Fan's Voice Staff

昨年のベネチア国際映画祭で主演ケイリー・スピーニーが女優賞を受賞し、A24が北米配給を手掛けたソフィア・コッポラ監督最新作『プリシラ』の新場面写真7点が解禁されました。

エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラ・プレスリーが1985年に出版した回想録「私のエルヴィス」（“Elvis and Me”／当時は新潮社文庫より出版、現在は絶版）を基に、彼女とエルヴィスの運命的な出会い、結婚、出産、そして別れを繊細に、美しく描き出す物語。

「私はモノづくりを行う人間として、先入観ではなく、登場人物の目を通して世界を見せることに尽力している」と語るソフィア・コッポラ監督。今回到着した場面写真は、エルヴィスを一心に見つめるプリシラや、ドイツでの兵役を終え離れ離れになる彼を見送る悲しげな表情、互いを情熱的に見つめ合う二人の姿など、恋に落ちたプリシラの心の動きが伝わるカットの数々。

一方、取り巻きに囲まれる様子や、ベッドの上でカメラをむけるエルヴィスとの甘美な時間を映し出したカットからは、華やかながらも、どこか“彼の世界”に生きることになったプリシラの閉塞感も見え隠れします。どのカットも、プリシラが見つめる先にいるのはエルヴィス。まさにプリシラの目線から描くという、ソフィア・コッポラ監督のこだわりの一端を垣間見ることができます。

ソフィア・コッポラ監督は、「映画の醍醐味は、誰かの世界に完全に入り込んで、自分の世界と結びつくものや、驚かされるもの、心乱されるものが見えてくるところです。私はそういう映画をつくりたい。だから、観る人には100％プリシラになりきって観てほしいのです」と語っています。