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2024.03.13 7:00

奈緒主演『先生の白い嘘』本予告&本ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

男女間の“性の格差”を描いた鳥飼茜の漫画を奈緒主演で実写化した映画『先生の白い嘘』の本予告と本ポスター、新キャストが解禁されました。

一人の女性が抱える「自らの性に対する矛盾した感情」や、男女間に存在する「性の格差」に向き合う姿を描くことで、人の根底にある醜さと美しさを映し出したヒューマンドラマ。

奈緒が演じる高校教師・美鈴の担任するクラスの生徒・新妻祐希役には、HiHi Jetsのメンバー・猪狩蒼弥。映画初単独出演ながら、物語の鍵を握る重要な役に大抜擢され、強烈なトラウマを抱えた高校生という難しい役を演じきりました。

美鈴の親友・渕野美奈子役には、三吉彩花。地味で控えめな美鈴とは正反対で、男性に依存しながらも見栄を張り、表面を取り繕う女性を、三吉は体当たりの妙演で魅せます。

美奈子の婚約者の早藤雅巳役には、風間俊介。エリートサラリーマンで人当たりも良く、社交的ながら裏では女を見下して暴力をふるう、猟奇的でサディスティックな二面性を持つという役柄で、狂気と憎しみに満ちた怪演を見せました。

さらに、田辺桃子、井上想良、板谷由夏、ベンガルといった実力派の俳優陣が脇を固めています。

本予告は、「私が声をあげることをしなかったのは、ある可能性に気づいたから」という美鈴(奈緒)の悲痛な台詞とともに、彼女が教卓の上から生徒を見下ろすように眺めるシーンからスタート。息を潜めるように淡々と日々を過ごすことだけを望んでいるはずだった美鈴は、担任する男子生徒・新妻祐希(猪狩蒼弥)、親友・渕野美奈子(三吉彩花)、美奈子の婚約者・早藤雅巳(風間俊介)との関係の中で、それぞれの思いが交錯し、事態は思わぬ方向へ狂い始め──。

主題歌は、yamaが本作のために作詞を手掛けた「独白」に決定。美鈴をはじめとする登場人物たちの心情に寄り添う楽曲が完成しました。

以下、コメントが到着しています。

猪狩蒼弥(新妻祐希 役)
役者として、まだまだ未熟な自分ではありますが、一流の皆様との感情の応酬に少しでも携われたことを、大変光栄に思っております。『先生の白い嘘』の原作を拝読したとき、なんと心苦しく叙情的な話なのだろうと感じ、作品の中で生きる人物達の叫びに圧し潰されそうになったのを憶えています。そして同時に、本作のキーマンである新妻役を自分が務める事の重大さを再認識し、この難しくも絶対に目を逸らしてはいけないテーマに対して、真摯に向き合いたいと思いました。主演の奈緒さんをはじめ、三木監督、風間俊介さん、三吉彩花さんから沢山のことを勉強させていただきました。先生の伝えたかったこと、そして新妻の伝えたかったことが、僕を通して少しでも皆様に伝われば嬉しい限りです。

三吉彩花(渕野美奈子 役)
小学生や中学生の時、よく少女漫画を読んでいました。家にも沢山の漫画で埋まっていて漫画を読んでいる時は楽しくて仕方がない時間でした。その時感じていた純粋な気持ちとは180度違う角度からの人間模様を映画化すると伺った時、とても不思議な気持ちになりました。原作を読ませていただき、1シーンごとに頭の中でどんどん実写化されていきこの作品に触れたいと、純粋な気持ちが湧き出てきたので出演を決意させていただきました。
この作品で喜びや楽しさを見出すのは難しいのではと率直に思いましたが、だからこそ脚本を隅から隅まで読み、美奈子や登場人物たちの小さな喜びやその人の幸せ、そして叫びや意志を汲み取り自分自身に宿らせることが楽しくなるだろうと感じた脚本でした。
彼女のような価値観や感覚がとても共感できる部分でもありながら、それと同時に寂しさや現実的な部分を美奈子によって見せられているような感覚でした。一見明るくポジティブに見える面も、奥には殻の中に閉じこもって迷っている美奈子がいるということ、そしてそれでも強い意志を持って自分自身を証明していく彼女の強さを是非感じていただけたら嬉しいです。

風間俊介(早藤雅巳 役)
今まで演じさせて頂いた役柄、全てに愛を持ってきましたが、今回『先生の白い嘘』のお話を頂いた時、初めて早藤という役を愛せないかもしれないと思いました。それと同時に、僕自身が愛せないかもしれない役を演じた時に、自分自身がどうなるかを知りたいという気持ちにもなりました。魂を擦り減らし、己と反発する感情と共に向き合った作品です。この作品が、誰かを鼓舞し、誰かを救う事を願っています。

yama(主題歌)
主人公の美鈴は「先生」という人を導く立場でありながらも、不安定な精神状況で身をすり減らして生きており、見ていて心が痛みました。性に対する嫌悪、傷付けられた自尊心、自責思考に陥り、自分自身と向き合うことの難解さはリアルに描かれていました。それらはテストにあるような模範的で道徳的な答えで導き出せるほど、簡単な問題ではなく、それぞれが人間味のある感情、トラウマ、矛盾を抱えているので自分も複雑な想いになりました。消えない傷を抱えながら、自分自身を受容し、散らばった心を少しでも取り戻していけるように願って「独白」の歌詞を書きました。楽曲と共にお楽しみ頂けたら幸いです。

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『先生の白い噓』

高校教師の原美鈴(奈緒)は、教卓の高みから生徒達を見下ろし観察することで、密かに自尊心を満たしながら、女であることの不平等さから目を背けていた。ある日、美鈴は親友の渕野美奈子(三吉彩花)から早藤雅巳(風間俊介)と婚約したと告げられる。早藤こそ、美鈴に女であることの不平等さの意識を植え付けた張本人だった。早藤を忌み嫌いながらも、快楽に溺れ、早藤の呼び出しに応じてしまう美鈴。そんなある日、担当クラスの男子生徒・新妻祐希(猪狩蒼弥)から衝撃的な性の悩みを打ち明けられ、思わず美鈴は本音を漏らしてしまう。新妻は自分に対して本音をさらけ出した美鈴に魅かれていき……。そして、歪んだ愛憎渦巻く人間模様は思いもよらぬ狂気の世界へと向かっていく。その先で美鈴が見る景色とは──。

出演:奈緒、猪狩蒼弥、三吉彩花、田辺桃子、井上想良、小林涼子、森レイ子、吉田宗洋、板谷由夏、ベンガル、風間俊介
原作:鳥飼茜 「先生の白い嘘」(講談社「月刊モーニング・ツー」所載)
監督:三木康一郎
脚本:安達奈緒子
音楽:コトリンゴ
主題歌:yama 「独白」 (ソニー・ミュージックレーベルズ)
R15+

日本公開:2024年 7月5日(金) 全国劇場&3面ライブスクリーンにてロードショー 
配給:松竹ODS事業室/イノベーション推進部  
公式サイト
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