『バティモン5 望まれざる者』日本版予告編&本ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
前作『レ・ミゼラブル』でその名を世界に轟かせたフランスの新鋭ラジ・リが、“排除”と“怒り”の衝突を描いた緊迫の最新作『バティモン5 望まれざる者』の日本版予告編と本ポスタービジュアルが解禁されました。
パリ郊外(=バンリュー)で移民たちが暮らす犯罪多発地区の一画“バティモン5”。臨時市長に就任し、再開発を言い訳にこの“乱れた“地区を強制的に一掃しようとするピエール。その横暴なやり方に対して、住民の間では「声を上げなきゃ」「批判ばかりで何もしないのね?」と葛藤と諦めムードがせめぎ合う中、そんな声はお構いなしに〈法の執行〉の名の下、あらゆる手段で全てを思い通りに動かそうとする行政。やがて、住む場所を失った住民たちは、そのあまりにも横暴な立ち退き要求に対し、徹底抗戦することを決意し──。
前作『レ・ミゼラブル』では、自身が生まれ育ったパリ郊外の犯罪多発地区モンフェルメイユを舞台に、そのエリアを取り締まる犯罪防止班(BAC)と少年たちの対立を手に汗握る圧倒的な臨場感で描き出し、第72回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞、第92回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートを果たしたラジ・リ監督。それから4年、『レ・ミゼラブル』製作スタッフを再集結させ、前作と地繋がりのテーマを採用しつつも、コミュニティ内にある「権力」「革新」「暴力」の3つの視点を交錯させることで、バンリュー地区の実態、ひいては花の都パリの知られざる“暗部”を炙り出していきます。
今作は2023年9月の第48回トロント国際映画祭でワールドプレミア。3月20日~24日開催「横浜フランス映画祭2024」での上映も決定しており、ラジ・リ監督の来日が予定されています。
前売り券は、3月15日(金)よりムビチケオンライン、特別鑑賞券(共に1,600円税込)が発売予定です。
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『バティモン5 望まれざる者』(原題:Bâtiment 5)
監督・脚本:ラジ・リ
出演:アンタ・ディアウ、アレクシス・マネンティ、アリストート・ルインドゥラ、スティーヴ・ティアンチュー、オレリア・プティ、ジャンヌ・バリバール
2023年/フランス・ベルギー/シネマスコープ/105分/カラー/仏語・英語・亜語/5.1ch/英題:Les Indésirables/字幕翻訳:宮坂愛/G
日本公開:2024年5月24日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開ほか全国順次ロードショー
配給:STAR CHANNEL MOVIES
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ
公式サイト
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