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2024.03.07 10:00

ソフィア・コッポラ監督『プリシラ』日本版予告編&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

昨年のベネチア国際映画祭で主演ケイリー・スピーニーが女優賞を受賞し、A24が北米配給を手掛けたソフィア・コッポラ監督最新作『プリシラ』の日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。

予告編は、スペクトラムの“How You Satisfy Me”が流れる中、エルヴィスの大邸宅グレースランドのカーペット、赤いルージュの唇、そしてプリシラの象徴でもあるつけまつげをつけるシーンから始まり、初恋の回想へ。パーティで声を掛けられ、初めてエルヴィスと出会ったプリシラ。「なぜ、うちの娘なのだ」と心配するプリシラの父親をよそに、プリシラはセレブの華やかな世界に身を投じ、二人は結婚。ところが、本来のエルヴィスの姿をより深く知るにつれ、プリシラは孤独を感じ、二人の溝は次第に深くなります。彼の色に染まっていくことが幸せだったプリシラは、いつしか「自分の人生を歩みたい」という気持ちに気づいていき──。

「プリシラの物語を初めて読んだとき、普通と全然違う状況なのに、こんなにも共感できることに衝撃を受けました。私たちは彼女をエルヴィスの隣にいる印象的な人物として見ているけれど、それ以上のことは知らない。私はもっと語るべきストーリーがあるはずだと感じたのです」というソフィア・コッポラ監督の意思が垣間見られる予告編となっています。

ポスタービジュアルには、プリシラとエルヴィスの結婚式を再現したワンシーン。実際の結婚式(1967年5月1日)でプリシラが着用したウェディングドレスは、デパートで購入した既製品だったとアメリカではよく知られていますが、本作では、ソフィア・コッポラ監督がシャネルの人脈を活用し、衣装担当のステイシー・バタットがシャネルとともにウェディングドレスを制作。「形は本物のドレスと同じです。ヴィルジニー・ヴィアール(2019年からシャネルのクリエイティブディレクター)の現代的なレース細工の影響を受けています」とバタット。コッポラ監督は「ドレスのお披露目の日はとても興奮しました。すべてハンドメイドのレースで、最高にゴージャスです。これに身を包んだケイリーには目を奪われました」と振り返っています。

一方、エルヴィス役ジェイコブ・エロルディのタキシードは、イタリアのファッションブランド、ヴァレンティノとコラボした1着。バタットは「目を見張るような出来栄えで、ふたつの老舗高級メゾンと仕事ができて、とても光栄です」と語っています。

音楽を手掛けたのは、ソフィア・コッポラ監督の夫トーマス・マーズのポップロックバンド、フェニックス。「映画では当時の音楽も最近の音楽も使っている」といい、50年代、60年代、70年代の影響を自分たちのサウンドに落としこみ、新しいものを作りあげました。

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『プリシラ』(原題:Priscilla)

14歳のプリシラは、世界が憧れるスーパースター(エルヴィス)と出会い、恋に落ちる。彼の特別になるという夢のような現実──。やがて彼女は両親の反対を押し切って、大邸宅で一緒に暮らし始める。魅惑的な別世界に足を踏み入れたプリシラにとって、彼の色に染まり、そばにいることが彼女のすべてだったが……。

監督・脚本:ソフィア・コッポラ
出演: ケイリー・スピーニー、ジェイコブ・エロルディ
2023/113分/アメリカ・イタリア/ビスタ/5.1chデジタル/字幕翻訳:アンゼたかし/PG12

日本公開:2024年4月12日(金) TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
配給:ギャガ
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