『コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話-』日本版新ビジュアル&新写真6点が解禁!
- Fan's Voice Staff
中絶が違法な1960年代のアメリカで、名もなきヒロインたちが“女性の権利”のために立ち上がった感動の実話『コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話-』の特別版ビジュアルとキャラクター写真6点が解禁されました。
1968年、アメリカのシカゴで裕福な家庭の主婦として暮らす、ジョイ(エリザベス・バンクス)。弁護士の夫と高校生の娘とともに、何不自由ない暮らしを送るある日、妊娠によって心臓の病気が悪化してしまいます。唯一の治療法である中絶手術を受けるため、違法ながらも安全に中絶手術を提供する団体「ジェーン」にたどり着いたジョイは、無事に手術を受け、命を救われるます。その後、リーダーであるバージニア(シガニー・ウィーバー)に誘われたのをきっかけに、自身と同じ立場の女性を救うため、「ジェーン」の一員として支援活動に没頭していき──。
ジョイを演じたエリザベス・バンクスは、「妊娠が彼女の生命を脅かすものだと知ったとき、ひどく悩むことになります。それと同時に、死なずに子供を産むことを探る姿に感銘を受け、寄り添いました。そのような状況下で、真面目で堅実な彼女が、ルールを破ることになるのです」と語り、出演の大きな決め手について、「シガニー・ウィーバーです。俳優としてずっと憧れの存在だった。本当に最高の人物で、俳優としても女性としても理想的なお手本です」とコメント。
さらに今作は、「ドキュメンタリーのように堅苦しくはない。楽しめる作品にしたい。女性たちのリアルな苦悩と困難に打ち勝つために団結する姿を描いた本作で温かい気持ちになってほしい。中絶がテーマというより、これは女性たちの団結の物語です」と熱い想いを語りました。
「ジェーン」のリーダーであり、創設メンバーでもあるバージニアを演じたシガニー・ウィーバーは、「彼女は苦悩もしているし、自分の体についての決定権が女性にはないという不公平に耐えられない。(活動に対して)法を犯しているという感覚はないと思う。バージニアはそれがいかに偏ったひどいものかを知っているし、ルールを作る人たちがいかに偽善的かも知っている」と自身の役柄を説明。撮影現場の様子については、「みんなでジェーンになった気分。キャストも製作陣もフィリスの元で団結し、最大限のエネルギーと献身的でひたむきな姿勢で、この語られるべき物語を紡いだ」と振り返りました。
ジョイの夫であり、弁護士として働くウィル(クリス・メッシーナ)は、一家の主として妻と娘のシャーロットに深い愛情を持ちますが、家族へ美術講座に通っていると嘘をつきながら「ジェーン」の活動に従事するジョイの様子に、次第に不信感を募らせていきます。「ジョイを支えたいが、そうすることによって、彼がこれまで築いてきたすべてが危険にさらされる」
「ジェーン」に助けを求めてきた女性を安全に保護する役を担うグウェン(ウンミ・モサク)は、グループ内唯一の黒人女性であり、差別によって支援が妨害されないよう、誰よりも平等な視点で支援活動に取り組み、時にはリーダーであるバージニアに意見することも恐れない存在。「グウェンを動かすのは、“選択”と“自由”です。黒人女性として、白人至上主義、男女不平等、資本主義の人種差別的側面に縛られた不公平を理解しているからこそ、懸命に支援しているのです」
ジョイの家の隣に住むラナ(ケイト・マーラ)は、夫を若くして亡くし、娘を一人で育てており、自宅のベランダでジョイと談笑したり、支援活動で多忙になるジョイに代わり家事を手伝うなど、二人は深い絆で結ばれています。ケイト・マーラは本作について「この映画にはシスターフッドが溢れている。彼女たちは肉体的にも、感情的にも、精神的にも試練にさらされていたので、お互いに支え合うしかなかった。ジョイは彼女にとって家族であり、互いを批判することはない。それが故、彼女はジョイが日に日に遠ざかっていることに対し、説明がないことにも傷ついている」と二人の関係について話しています。
活動当初、助けを求めてきた女性たちに手術を施すのは、ディーン(コリー・マイケル・スミス)ただひとりでしたが、次第に活動が多忙になり、ジョイはディーンの助手として手術を手伝うようになります。「ジェーン」の活動を陰で支える、彼女たちの姿にも注目です。
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『コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話-』(原題:Call Jane)
1968年、アメリカのシカゴ。裕福な家の主婦として生きるジョイは何不自由ない暮らしを送っていたが、2人目の子供の妊娠によって心臓の病気が悪化してしまう。唯一の治療は、妊娠をやめることだと担当医に言われ中絶を申し出るが、中絶が法律的に許されていない時代、地元の病院の責任者である男性全員から「中絶は反対だ」と、あっさり拒否されてしまう。
そんな中、街で偶然「妊娠?助けが必要?ジェーンに電話を」という張り紙を見つけ、違法だが安全な中絶手術を提供するアンダーグラウンドな団体「ジェーン」にたどり着く。その後、ジョイは「ジェーン」の一員となり、自分と同じ立場で中絶が必要な女性たちを救うために立ち上がる!
監督・脚本:フィリス・ナジー
プロデューサー:ロビー・ブレナー
出演:エリザベス・バンクス、シガニー・ウィーバー
2022年/アメリカ/PG12
日本公開:2024年3月22日(金)全国公開
配給:プレシディオ
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