ベネチア金獅子賞『美と殺戮のすべて』日本版予告編が解禁!
- Fan's Voice Staff
写真家ナン・ゴールディンの生き様を追い、第79回ベネチア国際映画賞金獅子賞を受賞、第95回アカデミー 賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされたローラ・ポイトラス監督作『美と殺戮のすべて』の日本版予告編が解禁されました。
1970年代から80年代のドラッグカルチャー、ゲイサブカルチャー、ポストパンク・ニューウェーブシーン……当時過激とも言われた題材を撮影、その才能を高く評価され一躍時代の寵児となった写真家ナン・ゴールディン。2023年には、イギリスの現代美術雑誌ArtReviewが発表するアート界で最も影響力のある人物の1位に選出されるなど、今日に至るまで世界にインパクトを与え続けています。
ノーウェイブバンドBush Tetrasの“You Can’ be Funky”が流れる予告編は、写真家ナン・ゴールディンが、斬新で生々しい題材を被写体にして時代の寵児となり、今や「どこの美術館も彼女の作品を欲しがる」という輝かしい経歴から始まります。場面は変わり、仲間とともにメトロポリタン美術館で「サックラー家はウソつき!人殺し!」と叫ぶゴールディン。サックラー家は製薬会社を営む大富豪で、「オキシコンチン」という鎮痛剤を安全な薬と偽り販売し、アメリカで50万人もが亡くなる原因になったとされています。その莫大な売上げを世界中の美術館に寄付することで、慈善家として知られていました。彼女はなぜ、巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したのか。予告編にはその途方もない戦いの道のりの一端が収められています。
なお、上映劇場ではナン・ゴールディンが撮影した写真のポストカード3枚がついたムビチケカードが販売されています(数量限定なくなり次第終了、一部劇場を除く)。
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『美と殺戮のすべて』(原題:All the Beauty and the Bloodshed)
監督・製作:ローラ・ポイトラス
出演・写真&スライドショー・製作:ナン・ゴールディン
2022年/アメリカ/英語/121分/16:9/5.1ch/字幕翻訳:北村広子/R15+
日本公開:2024年3月29日(金)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋ほかロードショー!
配給:クロックワークス
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