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2024.01.31 11:00

『マンティコア 怪物』日本版ポスター&予告編が解禁!

  • Fan's Voice Staff

『マジカル・ガール』で注目を集めたスペインの鬼才カルロス・ベルムト監督によるアンチモラル・ロマンス『マンティコア 怪物』の日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁されました。

空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーのフリアン。同僚の誕生日パーティーで美術史を学ぶディアナに出会います。内気で繊細な性格のフリアンですが、次第に聡明でどこかミステリアスなディアナに魅かれていきます。一方で、隣人の少年を火事から救った出来事をきっかけに原因不明のパニック発作に悩んでいたフリアン。やがて彼が抱えるある秘密が、思いもよらぬマンティコア[怪物]を作り出してしまい──。

予告編は、何者かの似顔絵のスケッチが燃えていく様子から始まり、ある少年を遠目から見つめるフリアンが映し出されます。「誰も傷つけてない。リアルじゃない」と声を絞り出すフリアンに、「私はリアルよ」と厳しい表情で告げるディアナ。さらに、アパートの火事、3Dモデリングされていく人らしきもの、誰かを介抱する様子のディアナの後ろ姿など不穏なシーンが畳み掛け、抱き合う二人の姿が。果たして二人を待ち受ける結末は、愛か、悲劇か──。

監督のカルロス・べルムトは、劇場デビュー作『マジカル・ガール』(14年)がサン・セバスチャン国際映画祭グランプリと監督賞を受賞し、巨匠ペドロ・アルモドバルに「この映画を猛烈に愛する」と言わしめたスペインの鬼才。本作でも唯一無二の非凡すぎる映画センスでオリジナル脚本を手がけ、人間の闇の欲望を見つめます。

「日本文化は僕の血肉」と語るベルムト監督は、日本の漫画、アニメ、映画をこよなく愛し、大ファンだと公言する漫画「ドラゴンボール」にオマージュを捧げ再解釈したコミック「Cosmic Dragon」を出版するほど。『マジカル・ガール』は架空の日本アニメ「魔法少女ユキコ」に憧れる白血病の少女をめぐる物語ですが、本作の主人公フリアンも日本オタクのキャラクターとして描かれており、日本テイストは健在です。

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『マンティコア 怪物』(英題:Manticore)

監督・脚本:カルロス・ベルムト 
キャスト:ナチョ・サンチェス、ゾーイ・ステイン、アルバロ・サンス・ロドリゲス、アイツィべル・ガルメンディア
2022年/スペイン・エストニア/カラー/DCP/5.1ch/ビスタ/116分/原題:Mantícora

日本公開:2024年4月19日(金)シネマート新宿、渋谷シネクイントほか全国順次公開
配給:ビターズ・エンド 
©︎Aquí y Allí Films, Bteam Prods, Magnética Cine, 34T Cinema y Punto