『ファースト・カウ』日本版予告編&ポスター2種が解禁!
- Fan's Voice Staff
A24が北米配給を手掛けたケリー・ライカート監督作『ファースト・カウ』の日本版予告編とポスタービジュアル2種、新場面写真3点が解禁されました。
物語の舞台は西部開拓時代のオレゴン州。アメリカンドリームを夢見る料理人のクッキー(ジョン・マガロ)と中国人移民のキング・ルー(オリオン・リー)は、仲買商(トビー・ジョーンズ)の豪邸に夜な夜な忍び込んで牛からミルクを盗み、ドーナツを作って一攫千金を狙うことに。すると、その美味しさはたちまち話題となり、やがて仲買人本人の目にも止まり──。
到着した場面写真では、クッキーとキング・ルーが豊かな自然の中で“あるビジネス”について話し込む様子や、仲買商がドーナツのあまりの美味しさに感動している様子が切り取られています。
原作は、これまでケリー・ライカート作品の脚本を多数手がけてきたジョナサン・レイモンドの小説「The Half-Life」(2004年発表)。男同士の友情を描いた物語に監督が惚れ込み、映画化を熱望。長年の構想の末、ついに実現しました。
現代アメリカ映画の最重要作家と評されるケリー・ライカート監督は、1994年の『リバー・オブ・グラス』でデビューし、その後長らく日本で彼女の作品を観られる機会は限られていましたが、2021年にケリー・ライカート監督特集上映が行われると、その作品性の高さから異例の満席回が続出。今回、そんなケリー・ライカート監督の作品がついに、日本で初めて全国公開されます。
劇中の牛を演じたのは、イーヴィーという雌牛。ケリー・ライカート監督は、映画の重要なキャラクターとなるイーヴィーとのエピソードとして、たくさんの顔写真の中からいちばん大きな目をしていた彼女を抜擢したと語っています。
日本版ビジュアルを担当したのは、『君の名前で僕を呼んで』『mid90s ミッドナインティーズ』『わたしは最悪。』などのビジュアルを手掛けてきたデザイナーの石井勇一。
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『ファースト・カウ』(原題:First Cow)
監督・脚本: ケリー・ライカート
脚本:ジョナサン・レイモンド
出演:ジョン・マガロ、オリオン・リー、トビー・ジョーンズ
2019/アメリカ/英語/カラー/5.1ch/日本語字幕:中沢志乃
日本公開:2023年12月22日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国公開
配給:東京テアトル、ロングライド
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