ビクトル・エリセ監督『瞳をとじて』新場面写真12点が解禁!
- Fan's Voice Staff
第76回カンヌ国際映画祭カンヌプレミア部門で上映されたスペインの巨匠ビクトル・エリセ監督の31年ぶりの新作『瞳をとじて』の新場面写真12点が解禁されました。
22年前、映画撮影中に突如姿を消した俳優・フリオの失踪事件を軸に、当時の映画監督でありフリオの親友でもあったミゲルが消息の謎を辿るなかで、自身の半生を追想する物語。
到着した場面写真では、映画『別れのまなざし』撮影時の主演フリオと監督のミゲルの2ショットや、失踪から22年の歳月が経ち、未解決事件を扱う番組に出演するミゲルの様子など、主人公の過去と現在が切り取られています。
80年代にミニシアターブームを巻き起こしたビクトル・エリセの代表作『ミツバチのささやき』(73年)で純粋無垢な少女・アナを演じ一世を風靡したアナ・トレントの姿も。本作では、失踪したフリオの一人娘“アナ”として登場します。
他にも、崖の岩場に腰掛けて靴にたまった水を落とすフリオの姿や、愛犬のカリと共に物憂げな表情を浮かべながら船に乗るミゲル、美しい白浜と青々とした海を柵越しにみつめる二人の男、ポスタービジュアルでも描かれている謎の少女の顔など、“静謐の魔術師”とも呼ばれるビクトル・エリセの魅力が十分に伝わってくるカットの数々となっています。
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『瞳をとじて』(英題:Close Your Eyes)
映画『別れのまなざし』の撮影中に主演俳優フリオ・アレナスが失踪した。
それから22年、当時の映画監督でありフリオの親友でもあったミゲルはかつての人気俳優失踪事件の謎を追うTV番組から証言者として出演依頼を受ける。取材協力するミゲルだったが次第にフリオと過ごした青春時代を、そして自らの半生を追想していく。そして番組終了後、一通の思わぬ情報が寄せられた。「フリオによく似た男が海辺の施設にいる」──。
監督・脚本:ビクトル・エリセ
出演:マノロ・ソロ、ホセ・コロナド、アナ・トレント
2023年/スペイン/カラー/ビスタ/4K/5.1chデジタル/169分/字幕翻訳:原田りえ/原題:Cerrar los ojos
日本公開:2024年2月9日(金)TOHOシネマズ シャンテ 他 全国順次ロードショー
配給:ギャガ
公式サイト
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Photo credit: Manolo Pavon