『ミツバチと私』日本版予告編&新場面写真8点が解禁!
- Fan's Voice Staff
第73回ベルリン国際映画祭にて史上最年少で主演俳優賞を受賞したスペイン映画『ミツバチと私』の日本版予告編と新場面写真8点、監督メッセージが解禁されました。
主人公のアイトール(ソフィア・オテロ)が「私はなんでこうなの?」とつぶやくシーンから始まる予告編。男の子に生まれたアイトールは、名前や髪型や水着、日々の様々なことに違和感を覚え、自分のことがわからない不安を募らせていきます。そんなアイトールに戸惑いを隠せない家族。スペイン・バスク地方の柔らかな光が差し込む緑豊かな美しい自然を背景に、家族に寄り添われながら、私らしく生きていきたいと顔を上げる繊細な表情が映し出されていきます。
新場面写真では、養蜂用の防護服に身を包んだアイトールの姿や、休暇でバスクへ向かう車の後部座席で並ぶ兄弟3人、叔母と植物を植えていたアイトールがハチに驚いて顔を顰める様子、ドレスを着たアイトールと母親が鏡を見つめるシーンのほか、池で水着を交換したアイトールと友達の2ショットなどが収められています。
主演のソフィア・オテロは、約500人の中からオーディションで選ばれた新人。監督は、数々の短編を手掛け、『Chords』(22年)が第75回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映された実績を持つエスティバリス・ウレソラ・ソラグレン。
先に開催された第36回東京国際映画祭では、ワールド・フォーカス部門で仮題『20000種のハチ』として上映され、今年度新設されたアワード「エシカル・フィルム賞」を受賞。審査委員でエシカルディレクターの坂口真生は、選考理由を「一言で言えば優しさ。この映画に出ていたすべての人がすべての人に優しい思いやりを持った一面が見てとれた」と語っています。
エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン 監督メッセージ
日本で私の映画を上映していただけてとても幸せです。皆様にこの映画を観ていただきたい理由はいくつかあります。ひとつは、子供のトランスジェンダーというとても重要なテーマを扱っているからです。しかし、それだけではありません。家族の問題も含まれていますし、私たちは時々、自分はいったい誰なのだろうと自問することがあります。それは、自分自身を取り巻く人々が自分をどのように見ているかにも関係します。この映画は、光に満ちていて繊細で優しく感動的です。主人公のソフィア・オテロだけではなく、母親や祖母、叔母役の俳優たちも素晴らしい演技をしています。また、この映画を見て私の生まれ故郷であるバスクを発見してほしいと思います。バスク語という言語、そしてバスクの風景をです。映画館で皆様を待っています。
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『ミツバチと私』(英題:20000 Species of Bees)
監督・脚本:エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン
撮影:ジナ・フェレル・ガルシア
美術:イザスクン・ウルキホ
編集:ラウル・バレラス
出演:ソフィア・オテロ、パトリシア・ロペス・アルナイス、アネ・ガバライン
2023年/スペイン/128分/1:1.85/スペイン語・バスク語・フランス語/カラー/5.1ch/字幕:大塚美左恵
日本公開:2024年1月5日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
配給:アンプラグド
後援:駐日スペイン大使館
公式サイト
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