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2023.10.20 10:00

ケリー・ライカート監督『ファースト・カウ』12月22日公開決定!

  • Fan's Voice Staff

A24が北米配給を手掛けたケリー・ライカート監督作『First Cow』が、邦題を『ファースト・カウ』として12月22日(金)より日本公開されることが決定しました。

物語の舞台は西部開拓時代のオレゴン州。アメリカン・ドリームを求めて未開の地にやってきた料理人のクッキーと、中国人移民のキング・ルー。共に成功を夢見る二人は自然と意気投合し、やがてある大胆な計画を思いつきます。それは、この地に初めてやってきた“富の象徴”である牛からミルクを盗み、ドーナツで一攫千金を狙うという、甘い甘いビジネスでした──。

原作は、これまでケリー・ライカート作品の脚本を多数手がけてきたジョナサン・レイモンドの小説「The Half-Life」(2004年発表)。男同士の友情を描いた物語に監督が惚れ込み、映画化を熱望。長年の構想の末、ついに実現しました。

現代アメリカ映画の最重要作家と評されるケリー・ライカート監督は、1994年の『リバー・オブ・グラス』でデビューし、その後長らく日本で彼女の作品を観られる機会は限られていましたが、2021年にケリー・ライカート監督特集上映が行われると、その作品性の高さから異例の満席回が続出。今回、そんなケリー・ライカート監督の作品がついに、日本で初めて全国公開されます。

『ファースト・カウ』は第70回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出されたほか、映画人からの評価も高く、『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ監督は「私には決して真似のできないものであって、とてつもなく、うらやましい」と、その才能を羨望。他にもジム・ジャームッシュ、トッド・ヘインズ、濱口竜介らが称賛しています。

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『ファースト・カウ』(原題:First Cow)

監督・脚本: ケリー・ライカート
脚本:ジョナサン・レイモンド
出演:ジョン・マガロ、オリオン・リー、トビー・ジョーンズ

日本公開:2023年12月22日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国公開
配給:東京テアトル、ロングライド
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