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2023.10.03 12:00

『ペルリンプスと秘密の森』12月1日公開決定!日本版本予告&本ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

アニメーションの新潮流“イベロアメリカ”の最も重要な作家のひとりとされるアレ・アブレウ監督の最新作『ペルリンプスと秘密の森』の公開日が12月1日(金)に決定し、日本版本予告と本ポスタービジュアルが解禁されました。

テクノロジーを駆使する太陽の王国のクラエと、自然との結びつきを大切にする月の王国ブルーオ。二人の秘密エージェントは、巨人によってその存在を脅かされる魔法の森に派遣されています。森を守る唯一の方法は、光という形でこの森に入り込んだ「ペルリンプス」を見つけること。敵対していた二人は、共通する目的のために協力し合うことにしますが──。

本予告では、平和をもたらすという謎の生物「ペルリンプス」を探すために、敵対していたクラエとブルーオがともに森を歩み、徐々にお互いを知ることで、本当に大事なものを見つけ出していく様子が映し出されています。鬱蒼としげる深緑の木々、極彩色の小鳥やグラデーションに煌めく虹色の光など、水彩画のタッチで描き出された幻想的な森はもちろん、メガネをかけた巨大な老カマトドリとの出会い、樹木を帆にした小舟に乗って空を渡る様子など、まるで夢の中に迷い込んだような数々のユニークで美しいアニメーションも必見です。

アレ・アブレウ監督は、一人の少年の目を通して描く南米大陸の歴史と冒険の物語である映画『父を探して』で、2014年アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞(最高賞)&観客賞をW受賞し、2016に新設されたアニー賞長編インディペンデント作品賞(のちに『ウルフウォーカー』や『未来のミライ』が受賞)を受賞したほか、2016年アカデミー賞長編アニメーション賞に南米の長編アニメ作品として初ノミネートを果たしたブラジルの気鋭。

陽気で軽やかな音楽を担当したのはアンドレ・ホソイ。彼が率いるパーカッショングループBarbatuques(バルバトゥッキス)は監督と書き下ろした主題歌「Daqui prá lá, de lá prá cá (pra Naná) 」(From here to there, from there to here (for Naná))を担当。中国、ベネズエラ、コロンビアの楽器を使い、多様な音色で音でもカラフルで異なる要素が融合した強さを表現。カエターノ・ヴェローゾやジルベルト・ジルと並ぶムジカ・ポプラール・ブラジレイラの代表的ソングライター、ミルトン・ナシメントの「Bola de Meia, Bola de Gude」のインストルメント曲も映画の中核をなし、心地よい没入感へと誘います。

なお、本作のプロモーションのため、アレ・アブレウ監督がはるばるブラジルから来日することが決定。登壇舞台挨拶など含め各種イベントも予定され、日本公開までのカウントダウンを盛り上げます。

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『ペルリンプスと秘密の森』(原題:Perlimps)

脚本・編集・監督:アレ・アブレウ 
音楽:アンドレ・ホソイ/オ・グリーヴォ
2022年/ブラジル/原題:Perlimps/スコープサイズ/80分/日本語字幕:星加久実

日本公開:2023年12月1日(金)YEBISU GARDEN CINEMAほかロードショー
配給:チャイルド・フィルム/ニューディアー
後援:駐日ブラジル大使館
公式サイト
©Buriti Filmes, 2022