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2023.09.29 13:00

ロウ・イエ監督『サタデー・フィクション』日本版本予告&新場面写真10点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

コン・リーとオダギリジョーが共演し、第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に選出されたロウ・イエ監督作『サタデー・フィクション』の日本版本予告と新場面写真10点が解禁されました。

1937年、“中国のスター女優”と“欧州側のスパイ”の二つの顔を持つユー・ジン(コン・リー)は、新作の舞台公演のため上海にやってきますが、本当の目的は、新しい海軍暗号書を持って上海入りした暗号専門家の古谷三郎(オダギリジョー)から、日本軍の機密情報を聞き出す“マジックミラー計画”の実行でした。古谷の亡き妻・美代子と瓜二つであること聞かされたユー・ジンは、美代子の役を演じ、任務を遂行しようとしますが──。

到着した場面写真では、双眼鏡片手に車内から敵を観察し、雨の中銃を片手に戦うユー・ジンの姿をはじめ、古谷三郎とただならぬオーラを放つ古谷のボディガードで射撃の名手の梶原(中島歩)、電話を盗聴するシュパイヤー(トム・ヴラシア)と煙草を燻らすヒューバート(パスカル・グレゴリー)ら欧州側のスパイの姿が。他にも、ユー・ジンの恋人で政府から目を付けられる左翼の舞台演出家のタン・ナー(マーク・チャオ)や、重慶側の女スパイ、バイ・ユンシャン(ホァン・シャンリー)、南京側のスパイ、モー・ジーイン(ワン・チュアンジュン)と、同じ中国人でもそれぞれ異なる目的を持つスパイたちの姿が切り取られています。

自身初の全編モノクロ映画を完成させたロウ・イエ監督は、「映画の原点であるモノクロ映画を撮ることがずっと夢だった。以前に上海で撮影した『パープル・バタフライ』でも、モノクロで撮ろうと話が持ち上がったことはあったものの結局実現できなかった。本作でようやく叶えることができてとても嬉しい」と喜びを語っています。

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『サタデー・フィクション』(英題:Saturday Fiction)

監督:ロウ・イエ
出演:コン・リー、マーク・チャオ、パスカル・グレゴリー、トム・ヴラシア、ホァン・シャリー、中島歩、ワン・チュアンジュン、チャン、ソンウェン/オダギリジョー
2019年/中国/中国語・英語・フランス語・日本語/126分/モノクロ/5.1ch/1:1.85/日本語字幕:樋口裕子/原題:蘭心大劇院

日本公開:2023年11月3日(金・祝)よりヒーマントラスト有楽町、新宿武蔵野館、シネリーブル・池袋、アップリンク吉祥寺にて全国ロードショー
配給:アップリンク
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