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2023.09.27 15:36

第36回東京国際映画祭全ラインナップ発表!

  • Fan's Voice Staff

第36回東京国際映画祭のラインナップ発表記者会見が、東京ミッドタウン日比谷にて9月27日(水)に開催され、コンペティション部門をはじめとした各部門の上映作品が発表されました。

小辻陽平(『曖昧な楽園』)、安藤桃子(フェスティバルナビゲータ)、富名哲也監督(『わたくしどもは。』)

コロナ禍を乗り越えて、上映作品数は昨年の174本から219本へ増加し、海外ゲスト数も昨年の104名から今年は600名以上へと大幅に増える見込み。主な来日ゲストは、審査委員長のヴィム・ヴェンダースをはじめ、チャン・イーモウ、トニー・レオン、トラン・アン・ユン、ジャ・ジャンクー、ケリー・ライカート、クリスチャン・ジュンヌ、カルロ・シャトルリアン、グー・シャオガンら。アジアとの交流にも注力するとのことで、上映作品の6割以上、来日ゲストの半数以上がアジアとなる予定。

コンペティション部門の審査委員長を、ドイツ出身の名匠ヴィム・ヴェンダースが務め、ほか審査委員にはアルベルト・セラ(スペイン/映画監督)、國實瑞恵(日本/プロデューサー)、チャン・ティ・ビック・ゴック(ベトナム/プロデューサー)、チャオ・タオ(中国/俳優・プロデューサー)。

長編3本目までのアジア作品を扱うコンペティション部門である「アジアの未来」部門の審査委員には、マーク・ノーネス(アメリカ/ミシガン大教授・アジア映画研究科)、レイモンド・レッド(フィリピン/映画監督)、武井みゆき(日本/ムヴィオラ代表)。

フェスティバルアンバサダーは今年からフェスティバルナビゲーターに名称を改め、映画監督の安藤桃子が就任。

以下、主な部門の上映作品です。

オープニング作品

© 2023 MASTER MIND Ltd.

『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース(日本)

クロージング作品

©2023 TOHO CO., LTD.

『ゴジラ-1.0』山崎貴(日本)

コンペティション部門

『正欲』岸善幸(日本)
『エア』アレクセイ・ゲルマン・ジュニア(ロシア)
『真昼の女』バルバラ・アルベルト(ドイツ・スイス・ルクセンブルグ)
『西湖畔に生きる』グー・シャオガン(中国)
『曖昧な楽園』小辻陽平(日本)
『ゴンドラ』ファイト・ヘルマー(ドイツ・ジョージア)
『野獣のゴスペル』シェロン・ダヨック(フィリピン)
『ロングショット』ガオ・ポン(中国)
『ペルシアン・バージョン』マリアム・ケシャヴァルズ(アメリカ)
『ロクサナ』パルヴィズ・シャーバズィ(イラン)
『鳥たちへの説教』ヒラル・バイダロフ(アゼルバイジャン)
『開拓者たち』フェリペ・ガルベス(チリ・アルゼンチン・オランダ)
『雪豹』ペマ・ツェテン(中国)
『タタミ』ザーラ・アミール・エブラヒミ、 ガイ・ナッティヴ(ジョージア・アメリカ)
『わたくしどもは。』富名哲也(日本)

アジアの未来部門

『離れていても』サーシャ・チョク(香港)
『ラ・ルナ』M・ライハン・ハリム(シンガポール・マレーシア)
『マディーナ』アイジャン・カッセィムベック(カザフスタン・パキスタン・インド)
『マリア』メヘディ・アスガリ・アズガディ(イラン)
『家探し』アナト・マルツ(イスラエル)
『レッドライフ』エカラック・ガンナソーン(タイ)
『ロシナンテ』バラン・ギュンドゥズアルプ(トルコ)
『相撲ディーディー』ジャヤント・ローハトギー(インド)
『違う惑星の変な恋人』木村聡志(日本)
『辰巳』小路紘史(日本)

ガラ・セレクション

『異人たち』アンドリュー・ヘイ(イギリス)
『エクソシスト 信じる者』デヴィッド・ゴードン・グリーン(アメリカ)
『満江紅(マンジャンホン)』チャン・イーモウ(中国)
『ゴールド・ボーイ』金子修介(日本)
『緑の夜』ハン・シュアイ(香港)
『Kidnapped』(英題)マルコ・ベロッキオ(イタリア・フランス・ドイツ)
『首』北野武(日本)
『怪物の木こり』三池崇史(日本)
『ムービー・エンペラー』ニン・ハオ(中国)
『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』中川龍太郎(日本)
『ネクスト・ゴール・ウィンズ』タイカ・ワイティティ(アメリカ)
『哀れなるものたち』ヨルゴス・ランティモス(イギリス)
『ポトフ』トラン・アン・ユン(フランス)
『ほかげ』塚本晋也(日本)

ワールド・フォーカス

『耳をかたむけて』リュウ・ジャイン(中国)
『アンゼルム』ヴィム・ヴェンダース(ドイツ)
『ダンテ』イタリア(プピ・アヴァティ)
『湖の紛れもなき事実』ラヴ・ディアス(フィリピン・フランス・ポルトガル・シンガポール・イタリア・スイス・イギリス)
『漁師』ポール・ソリアーノ(フィリピン)
『愛は銃』リー・ホンチー(香港・台湾)
『メイ』ルオ・ドン(中国)
『メニュー・プレジール 〜レ・トロワグロ』(原題)フレデリック・ワイズマン(フランス・アメリカ)
『ミュージック』アンゲラ・シャーネレク(ドイツ・フランス・セルビア)
『パッセージ』アイラ・サックス(フランス)
『Somebody Comes into the Light』ヴィム・ヴェンダース(日本)※『アンゼルム』『ミュージック』併映作品

生誕100周年記念フランコ・ゼフィレッリ特集

『トラヴィアータ・1985・椿姫〈デジタル・リマスター版〉』フランコ・ゼフィレッリ(イタリア)
『尼僧の恋・マリアの涙 〈修復版〉』フランコ・ゼフィレッリ(イタリア・日本)
『永遠のマリア・カラス〈デジタル・リマスター版〉』フランコ・ゼフィレッリ(イタリア・フランス・スペイン・イギリス・ルーマニア)

第20回ラテンビート映画祭 IN TIFF

『犯罪者たち』ロドリゴ・モレノ(アルゼンチン・ブラジル・ルクセンブルク・チリ)
『魔術』クリストファー・マーレイ(チリ・メキシコ・ドイツ)
『ストレンジ・ウェイ・ オブ・ライフ』ペドロ・アルモドバル(スペイン・フランス)
『Totem』(原題)リラ・アヴィレス(メキシコ・デンマーク・フランス)
『ひとつの愛』イザベル・コイシェ(スペイン)

アジアン・シネラマ – 香港フォーカス

『2046』ウォン・カーウァイ(香港)※トリー・レオンのマスタークラス付き
『白日の下』ローレンス・カン(香港)
『年少日記』ニック・チェク(香港)
『バイタル・サイン』ヴィンシー・チェク(香港)
『烈火青春 〈4Kレストア版ディレクターズカット〉』パトリック・タム(香港)

台湾電影ルネッサンス2023

『成功補習班』ラン・ジェンロン(台湾)
『ミス・シャンプー』ギデンズ・コー(台湾)
『Old Fox』シャオ・ヤーチュエン(台湾)
『青春の反抗』スー・イーシュエン(台湾)

バスク映画特集

『20000種のハチ』(仮題)エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン(スペイン)
『ディープ・ブレス 女性映画監督たち』ベルタ・ガステルメンディ、ロサ・スフィア(スペイン)
『女性たちの中で』シルビア・ムント(スペイン)
『ライ麦のツノ』ハイオネ・カンボルダ(スペイン・ポルトガル・ベルギー)
『スルタナの夢』イサベル・エルゲラ(スペイン・ドイツ)

Nippon Cinema Now

『市子』戸田彬弘
『かぞく』澤寛
『彼方のうた』杉田協士
『99%、いつも曇り』瑚海みどり
『小学校〜それは小さな社会〜』山崎エマ
『左手に気をつけろ』井口奈己
『Ryuichi Sakamoto | Opus』空音央

監督特集「映画の職人 城定秀夫という稀有な才能」

『銀平町シネマブルース』 城定秀夫
『ビリーバーズ』 城定秀夫
『愛なのに』 城定秀夫
『アルプススタンドのはしの方』 城定秀夫

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第36回東京国際映画祭

開催期間:2023年10月23日(月)~11月1日(水)
会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
公式サイト