『アアルト』日本版本予告が解禁!
- Fan's Voice Staff
フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトの人生と作品を巡るドキュメンタリー映画『アアルト』の日本版本予告が解禁されました。
世界的建築家でデザイナーのアルヴァ・アアルト(1898〜1976年)が今年生誕125年を迎えることを記念して公開される本作。不朽の名作として名高い「スツール 60」、アイコン的アイテムと言える「アアルトベース」、そして自然との調和が見事な「ルイ・カレ邸」など、優れたデザインと数々の名建築を生み出した彼の人生と作品を巡るドキュメンタリーです。同じく建築家であった最初の妻アイノとの濃密な愛の物語であるとともに、アアルト夫妻が世界中を股にかけながら物を創造していく過程とその伝説をどのように作り上げていったかを、まるで観客が映像ツアーに参加しているかのようにみせていく、独創的な作品となっています。
予告編では、アイノとアルヴァが交わした親密な手紙のやりとりとともに、二人が共に過ごした空間や、生み出した数々の傑作群が映し出されています。アアルトが世界的に名をあげるきっかけとなったフィンランドのヴィープリの図書館、客員教授としてアアルトも教鞭を取っていたMIT(マサチューセッツ工科大学)の“波打つ外観”が特徴的な学生寮、さらには二人で多くの時間を過ごしたアトリエの様子などが確認できます。
監督を務めたのは、長年アアルトの映画を撮りたいと考えていたフィンランドの新鋭ヴィルピ・スータリ。「幼い頃、アアルトが設計した図書館で過ごし、彼の建築の虜になった」と語る彼女が、アイノとの手紙のやりとりや、同世代を生きた建築家・友人たちなどの証言を盛り込みながら、アアルトの知られざる素顔を躍動感あふれるタッチで描き出しました。
『アアルト』の公開を記念し、ヒューマントラストシネマ有楽町にて9月22日(金)から9月28日(木)までの期間、“映画で旅するフィンランド特集”の開催が決定。ムーミンを生み出したアーティスト、トーベ・ヤンソンの人生を映し出した『TOVE/トーベ』(21年)、世界が忘れかけている“当たり前”の人間性を、辛辣なユーモアと優しさを持って描いたアキ・カウリスマキ監督による『希望のかなた』(17年)の2作品が上映されます。
『アアルト』公開記念「映画で旅するフィンランド特集」
期間:9月22日(金)〜9月28日(木)
上映作品:『TOVE/トーベ』『希望のかなた』
劇場:ヒューマントラストシネマ有楽町
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『アアルト』(原題:Aalto)
監督:ヴィルピ・スータリ(Virpi Suutari)
2020年/フィンランド/103分
日本公開/2023年10月13日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、UPLINK吉祥寺、10月28日(土)より東京都写真美術館ホールほか全国順次公開!
配給:ドマ
後援:フィンランド大使館、フィンランドセンター、公益社団法人日本建築家協会
協力:アルテック、イッタラ
公式サイト
©Aalto Family ©FI 2020 – Euphoria Film