『シャーク・ド・フランス』8月11日公開決定!日本版予告編&ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
フランス史上初のサメ映画『Year of the Shark』(英題)が、邦題を『シャーク・ド・フランス』として8月11日(金・祝)より全国順次公開されることが決定し、日本版予告編とポスタービジュアル、場面写真10点が解禁されました。
引退を間近に控えた海上警察官の主人公マジャ(マリナ・フォイス)が、観光地で賑わう海にサメが現れたことで、ビーチを封鎖しようと上司に提案するシーンから始まる予告編。ところが周りの人たちからは、「寝ぼけたことを言うな あり得ない」「引退が近いから幻を見たのだろう」「『ジョーズ』の見すぎだ」と言われ、誰も彼女の言うことを信じません。観光客で賑わうビーチにサメの影は刻一刻と近づき、そして、恐れていた事件が発生。責任感の強いマジャは、最初で最後のサメ退治を決意しますが──果たして村の平和は守られるのか?
“サメ映画”は夏の風物詩としてすっかりエンタメ界に定着し、SF、パニック、モンスター、大作からパロディなど多彩な作品が制作されていますが、本作は、スティーブン・スピルバーグ監督によるサメ映画の金字塔『ジョーズ』(75年)にオマージュを捧げるユニークな一作。
手がけたのは、フランス人の双子監督ルドヴィック&ゾラン・ブケルマ。前作の『テディ』(20年)が第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出され、日本では第12回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルで初披露されたことで注目されました。二人は、「もう一度原点(の『ジョーズ』)に立ち返ろう」と脚本を書き上げ、早期退職を間近に控えた海上警察官を主人公にしながらも、現代的な風刺を効かせた、他のサメ映画とは一線を画す、オフビートでスタイリッシュなコメディ映画として作り上げています。
主人公マジャを演じるのは、『私は確信する』(18年)、『ヴィーガンズ・ハム』(21年)、『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』(22年)、さらに第53回東京国際映画祭でグランプリを受賞した『ザ・ビースト(英題)』(22年)などの話題作への出演が続くマリナ・フォイス。もともとは劇団でコメディエンヌとして活躍していた彼女の本領が本作で発揮され、異常なまでにサメ退治にのめり込む海上警察官を演じています。
『シャーク・ド・フランス』は今年の「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2023」のシークレット作品として上映され、反響を呼びました。
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イヤー・オブ・ザ・シャーク_B2poster
『シャーク・ド・フランス』(英題:Year of the Shark)
舞台はフランス南西部にあるリゾート地ラ・ポワント。ある日、この小さな美しい村で正体不明の怪物に襲われた男性が発見される。観光客で賑わうビーチは大パニックとなり、閉鎖されることに。そんな時、早期退職を予定していた海上警察官の一員マジャはこれがサメの仕業であると推測。最後の任務としてサメ退治に挑む。その後、勇敢な彼女はサメの捕獲に成功し、地元の人からも祝福され引退。しかし、新たに遺体の一部が発見され、海岸地帯は再び警戒態勢に! マジャは地元の人たちから非難を浴び、立場が一転。そして彼女は再び、“サメ退治”に向かう。
監督・脚本:ルドヴィック・ブケルマ、ゾラン・ブケルマ
撮影:ダヴィ・カイエ
美術:ジェレミー・デュシエ
音楽:アモリ―・シャポティ
特殊効果:パスカル・モリーナ
出演:マリナ・フォイス、カド・メラッド、ジャン=パスカル・サディ、クリスティーヌ・ゴーティエ
2022年/フランス/87分/カラー/ビスタ/5.1ch/原題:L’année du requin/日本語字幕:白鳥美雪/G
日本公開:2023年8月11日(金・祝)より新宿シネマカリテほか全国順次公開
配給:アンプラグド
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