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2023.07.14 14:00

ベネチア受賞作『沈黙の自叙伝』9月中旬公開決定!

  • Fan's Voice Staff

第79回ベネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞したマクバル・ムバラク監督の長編デビュー作『Autobiography』が、邦題を『沈黙の自叙伝』として9月中旬より日本公開されることが決定しました。

父は刑務所に、 兄は海外に出稼ぎに出ている青年ラキブは、インドネシアの田舎町で何世紀にもわたり一族で仕えてきた、退役した将軍プルナが所有する空き屋敷で、 たった一人の使用人として働くことになります。ラキブに対して立場を超えたように親身に接するプルナは、父親代わりの存在となりつつある一方で、ラキブ自身もプルナのアシスタントとして、 仕事と生活の中で天職を見出します。 そして、地元の首長選挙に立候補した将軍の選挙キャンペーンが始まり、 二人の運命も大きく動き出すことに──。

暴力と欺瞞に満ちたインドネシアの近現代史を寓話的に描いた本作は、第79回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門で上映されるやいなや大きな話題となり、国際批評家連盟賞を受賞。第23回東京フィルメックスコンペティション部門では『自叙伝』として上映され、審査員長のリティ・パン監督から「見事な演出による自信に満ちた映画スタイル。巨大な網に対する個人の抵抗の探求が次第に権力構造の不穏な邪悪さへと変化する様子を描いている」と絶賛され、作品賞を受賞しました。

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『沈黙の自叙伝』(英題:Autobiography)

監督:マクバル・ムバラク
出演:ケビン・アルディロワ、アースウェンディ・ベニング・サワラ、スワラ・ユスフ・マハルディカ、ルクマン・サルディ
2022年/インドネシア、 ポーランド、ドイツ、シンガポール フランス、フィリピン、カタール/インドネシア語/カラー/115分

日本公開:2023年9月中旬〜シアター・イメージフォーラムにてロードショー、全国順次公開
配給:ムーリンプロダクション
公式サイト
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