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2023.06.06 18:24

※募集終了【6月25日開催】『大いなる自由』Fan’s Voice独占最速オンライン試写会 参加者募集

  • Fan's Voice Staff

戦後ドイツで男性同性愛を禁ずる刑法175条のもと、愛する自由を求め続けた男の20余年にもわたる闘いを描いた『大いなる自由』が7月7日(金)より全国順次公開されます。

第二次世界大戦後のドイツ、男性同性愛を禁じた刑法175条の下、自身の性的指向を理由に繰り返し投獄されるハンス(フランツ・ロゴフスキ)。同房の服役囚ヴィクトール(ゲオルク・フリードリヒ)は“175条違反者”である彼を嫌悪し遠ざけようとしますが、腕に彫られた番号から、ハンスがナチスの強制収容所から直接刑務所に送られたことを知ります。己を曲げず何度も懲罰房に入れられる“頑固者”ハンスと、長期の服役によって刑務所内での振る舞いを熟知しているヴィクトール。反発から始まった二人の関係は、長い年月を経て互いを尊重する絆へと変わっていき──。

1871年から1994年までの123年間に渡りドイツで施行されていた刑法175条は、ナチス時代に厳罰化され、その処罰者は14万人にも及びました。

主人公ハンスを演じたのは、ミヒャエル・ハネケ監督『ハッピーエンド』(17年)やドイツ映画賞主演男優賞に輝いた『希望の灯り』(18年)、現代ドイツ映画を代表する作家クリスティアン・ペッツォルト監督の『水を抱く女』 (20年)などで強い印象を残した実力派で、ダンサー・振付師でもあるフランツ・ロゴフスキ。非人道的な法に踏み躙られながらも愛を諦めないハンスの、消えない炎のような魂を、少ない言葉と雄弁な身体で表現しています。

当初は同性愛者であるハンスを嫌悪しながらも、次第に心をほどいていくヴィクトールを演じたのは、「Bright Nights」(17年・未)で第67回ベルリン国際映画祭男優賞を受賞した演技派ゲオルク・フリードリヒ。

監督・脚本は、オーストリア出身のセバスティアン・マイゼ。各国映画祭で高く評価された長編デビュー作『Still Life』(11年・未)以来の劇映画となります。撮影監督は『燃ゆる女の肖像』(19年)のセリーヌ・シアマ監督が『トムボーイ』(11年) や『ガールフッド』(14年)などでタッグを組んだクリステル・フルニエ。

刑務所という特殊な環境下で育まれる唯一無二の関係性を絶妙な距離感で具現化した本作は、海外メディアから「言葉はいらない。この二人がいればいい」 (Deutschlandfunk Kultur)、「傑出した俳優たちによる、力強く忘れがたい物語」 (Le Polyester)、「レンブラントの絵画のような美しさ」(Screen Daily) 、「深遠なる官能」(Little White Lies)と称賛を浴び、米映画批評サイトRotten Tomatoesでは97%フレッシュという高評価を獲得しています(記事掲出時点)。

2022年にはレインボー・リール東京で上映され、「超絶大傑作」「あまりに衝撃的なラスト」「どっと涙が出て困った」など絶賛の声が続出。劇場公開を望む声が多く寄せられていたところ、6月16日(金)に「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」がオープンを迎えるBunkamuraの編成担当者が「“見過ごされてはならない映画”だと確信」し、初配給作品として全国公開を手掛ける運びとなりました。

日本公開に先駆け、6月25日(日)に本作の最速オンライン試写会をFan’s Voice独占で開催します。参加ご希望の方は次の通りご応募ください。応募多数の場合は、抽選とさせていただきますのでご了承ください。

【応募方法】
次の3ステップを完了してください。
①「Fan’s Voice」公式Twitterアカウントをフォローする(@FansVoiceJP
②「Fan’s Voice」によるこちらのツイートをリツイート(RT)する
③下記応募フォームへ必要事項を記入・送信

【応募締切】
第一次締切:2023年6月7日(水)23時59分
第二次締切:2023年6月14日(水)23時59分
第三次締切:2023年6月21日(水)23時59分

※各締切後に、募集人数を締切回数に応じて配分した人数を当選数とした抽選を行います。先の抽選で落選された方は、以降の抽選でも対象とさせていただきますので、複数回のご応募は不要です。

『大いなる自由』Fan’s Voice独占最速オンライン試写会
日時:2023年6月25日(日)19:50スタンバイ/20:00開映(同時再生)/22:30終了予定
会場:各当選者のご自宅
募集人数:100名(同伴なし;当選者本人のみ視聴可)
ゲスト:柳原伸洋(東京女子大学 歴史文化専攻 教授/字幕監修)
※ストリーミング配信による試写となります
※上映後にゲストを迎えたトークを配信予定です
※上映時間:116分/R15+

【ご注意事項】
・ご当選者には上記各締切日以降にメールでご連絡します。
・視聴リンクは試写会実施時間中のみ有効となります。開映時間に遅れると、ご参加いただけなくなる場合があります。
・当選者ご本人さまのみご参加いただけます。視聴リンクの転送・公開、視聴時に当選者ご本人以外が同席することは禁止いたします。ご家族や知人を誘った”上映会”の実施は禁止です。
・カフェや図書館といった公共性の高い場所での視聴はお控えください。
・無断転載防止のため、配信画面にはウォーターマーク(透かし)が常時表示されますので、ご了承ください。
・当選権は換金できません。当選権の譲渡・転売は禁止とさせていただきます。
・ご応募は、日本在住の方に限らせていただきます。興行、配給および広告宣伝プロモーション、媒体従事者を含む業界関係者はご参加になれません。ほか応募内容に不明な点がある場合、不正行為が確認または疑われる場合は応募および当選を無効とすることがあります。
・18歳未満の方は保護者の同意を得てからご応募ください。15歳未満の方はご応募いただけません。
・視聴に必要となるインターネット環境および端末は、当選者ご自身にてご用意ください。
・配信画面の写真撮影、動画撮影、録音行為はいかなる場合でも禁止いたします。
・その他、本試写会へのご参加にあたっては、主催者の指示及びルールに従っていただきます。
・本イベントに応募される方は、本記事の記載事項および応募規約に同意されたものとみなします。
・都合により、予告なく変更・中止となる場合があります。予めご了承ください。

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『大いなる自由』(英題:Great Freedom)

監督・脚本:セバスティアン・マイゼ
共同脚本:トーマス・ライダー
撮影監督:クリステル・フルニエ
編集:ジョアナ・スクリンツィ
音楽:ニルス・ペッター・モルヴェル、ペーター・ブロッツマン
出演:フランツ・ロゴフスキ、ゲオルク・フリードリヒ、トーマス・プレン、アントン・フォン・ルケ ほか
2021年/オーストリア、ドイツ/116分/1:1.85/カラー/原題:Große Freiheit

日本公開:2023年7月7日(金)、 Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開
配給:Bunkamura
公式サイト
© 2021 Freibeuter Film GmbH / Rohfilm Productions
※刑法175条は男性のみを対象としており、女性同性愛については違法と明記されていなかった。