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2023.05.07 18:00

『CLOSE/クロース』新場面写真8点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

第75回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し、A24が北米配給権を獲得したことでも話題となった『CLOSE/クロース』の新場面写真8点が解禁されました。

花き農家の息子で活発なレオと、少し引っ込み思案で音楽の才能豊かな幼馴染のレミ。性格は違えど、24時間365日ともに過ごしてきた二人は兄弟のような関係でした。13歳になり中学校に入学すると、親密過ぎる関係をクラスメイトに指摘され、周囲を気にしたレオは、レミと距離を置くようになっていきます。気まずい雰囲気のなか、二人は些細なことで大喧嘩に。そんなある日、レミとの突然の別れが訪れます。季節は移り変わるも、喪失感を抱え罪の意識に苛まれるレオは、自分だけが知る“真実”を誰にも言えずにいました──。

ベルギーの古都・ゲントから20分ほど離れた田舎にある小さな村で生まれ育ったルーカス・ドン監督は、本作構想中の頃、村の小学校を訪ねる機会があったといい、「当時は素の自分でいることが本当に大変でした。今でも私は小学校と中学校でのつらい日々を思い出すことがあります。そんな想いを綴り、その世界を自分なりの視点で表現してみようと、いくつかの言葉を紙に書き留めました。友情、親密、恐怖、男らしさ…ここから本作は生まれたのです」と、今作の起点を語っています。

劇中の花畑は自身が育った村にあったものがもとになっており、「レオの家族は子ども時代の特殊な概念が投影された、(花畑のような)色とりどりな環境の中で働いており、季節によって変化する風景が心情の変化としても見られます。秋になると暴力的とも言える花を切る作業が行われ、冬には色が消えていきます。そして冬が過ぎると、花が再び植えられ、色が戻り、希望と生命が続いていくことを告げてくれます。レオが抱える悲しみの過程を伝えるために、これらのコントラストを強調したかったのです」と演出の意図を明かしてます。

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『CLOSE/クロース』(原題:Close)

監督:ルーカス・ドン
キャスト:エデン・ダンブリン、グスタフ・ドゥ・ワエル、エミリー・ドゥケンヌ
2022年/ベルギー・オランダ・フランス/104分/ヨーロピアンビスタ/5.1ch/字幕翻訳:横井和子/G

日本公開:2023年7月14日(金)より全国公開
配給:クロックワークス、STAR CHANNEL MOVIES
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