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2023.05.01 9:00

『正欲』新場面写真5点が解禁!追加キャストに磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香!

  • Fan's Voice Staff

朝井リョウによる小説を稲垣吾郎と新垣結衣の出演で映画化した『正欲』の追加キャストに磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香が発表され、新場面写真5点が解禁されました。

家庭環境、性的指向、容姿──様々な“選べない”背景を持つ人々を同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的なストーリーを、ある種のラブストーリーとして映画化。

磯村勇斗が演じるのは、両親の事故死をきっかけに中学3年まで暮らしていた広島に戻ってきた佐々木佳道役。夏月の中学時代の同級生で、ふたりは誰にも言えない秘密を共有しています。

ダンスサークルに身を置く大学生で、準ミスターに選ばれるほどの容姿を持ち、一見華やかな場所にいるように見えるにも関わらず、人との交流を避ける諸橋大也役には、劇団EXILEの佐藤寛太。

東野絢香は、大也と同じ大学に通い、学祭実行委員として大也が所属するダンスサークルにイベント出演依頼をする神戸八重子役で映画初出演を飾ります。八重子は、通学中や講義中も異性と目を合わさぬよう、触れることがないようにやり過ごそうとします。

監督を務めるのは、『あゝ、荒野』(17年)、『前科者』(22年)などを経てその手腕にさらに期待が高まる演出家の岸善幸。脚本家の港岳彦が原作を大胆に再構築しながら、演出の可能性を拡げました。以下、コメントが到着しています。

磯村勇斗
今回の作品では、自分の指向とは異なる人物を演じなければならなかったので、その感覚を体に馴染ませるのが難しかったです。
ですが『前科者』でご一緒させていただいた岸監督とだったので、信頼しながら作り上げていきました。
クランクイン前や現場で監督と話し合い、丁寧に佐々木佳道に寄り添っていきました。
難しい題材ではあるものの、今の時代に問う作品になっていると思います。

佐藤寛太
自分の身体の目に見えるところに傷をつけられたような、
今後一生自分が向き合っていくことになるものだと気づかされた。
というか知らされた、知らしめられたという感覚でした。
準備期間前に自分が当たり前だと思っていた価値観が崩れる不思議な体験でした。
杭を一本一本打ちながら登っていく力強さを大也に感じたから、
それは誰にでもあるものじゃないから、勇気をもらうじゃないけど、
今までにない感じ方をした役柄でした。

岸監督の演出のなにがすごいって、遠回りをさせてくれる。
簡単に答えを出さないから、遠回りして見た景色を現場の本番というゴールに来た時に
もうひとつ昇華させてくれる、一緒に考えてくれる。
欲しい言葉をくれるというのもあるけど、絶えず考えさせてくれるし、
信頼してくれてるのがすごく分かるから、気張るという意味ではなく、応えたいと思うし、
この監督が創る作品のなかで、重要なピースでいたい。と気持ちよく思わせてくれる。
今回ご一緒させていただいて、ここに呼ばれるように自分を削っておきたいな、と思いました。
どこかでまあこれでいいかと思わず、ずっと削っておきたいです。
こんな組に携われることはなかなか無いから、ここでできることは全部出しときたいな、
この作品、この役に悔いを残したく無いな。と思いました。

この映画観てくれたひとがみんな傷つけばいいのに、
傷ついてハッとして人にやさしくなればいいのにって思います。

東野絢香
原作を読んだ時に感じた、喉の奥に広がる苦さが逃げないよう、丁寧に撮影を重ねて挑みました。
全てを愛する事は、難しいです。
ですが、あの日、カメラの前に立ったあの瞬間は、心からなにかを愛せたと思います。
1秒1秒がスローモーションに感じたあの時間や空間を、私は生涯忘れません。
この作品が、誰かにとっても、そう記憶される映画になればと、万感の思いでいっぱいです。

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『正欲』

原作:朝井リョウ「正欲」(新潮社刊)
出演:稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香
監督:岸善幸
脚本:港岳彦
制作:テレビマンユニオン
製作幹事:murmur
製作:「正欲」製作委員会

日本公開:2023年秋、全国ロードショー
配給:ビターズ・エンド
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