『カード・カウンター』⽇本版予告編＆新場面写真6点が解禁！

Fan's Voice Staff

ポール・シュレイダー監督の新作スリラー『カード・カウンター』の⽇本版予告編と新場面写真6点が解禁されました。

モーテルの家具を白い布で全て覆う主人公ウィリアム・テル（オスカー・アイザック）の奇妙な日常から幕を開ける予告編。彼は刑務所に収監されている間に習得したカード・カウンティングの技術を駆使し、ギャンブラーとしてカジノを渡り歩いていましたが、過去の罪に囚われ、禁欲的な生活を自身に課して過ごしていました。ところがある日、偶然出会ったカークと名乗る青年（タイ・シェリダン）に、かつて自分に罪を被せた男への復讐を持ち掛けられたことで運命の歯車が動き出します。「理性を失ったプレイヤーは暴走する──誰だってそうなる可能性はある」と語るテルが最後に選ぶ運命とは──？

場面写真では、テルの人生を狂わせた元上官ジョン・ゴード少佐（ウィレム・デフォー）の姿や、カークが自分の連絡先をテルに渡す様子、ラ・リンダ（ティファニー・ハディッシュ）からのデートの誘いを断りモーテルの部屋で一人机に向かうテルの姿などが確認できます。

盟友マーティン・スコセッシが製作総指揮を手掛け、『タクシードライバー』（76年）『レイジング・ブル』（80）などの脚本を手掛けてきたポール・シュレイダーが監督・脚本。『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロが演じたトラヴィスや、イーサン・ホークが怒れる神父を演じた前作『魂のゆくえ』（17年）と同様に、本作でも怒りと罪の意識に苛まれる孤独な男の魂が描きながらも、エンタメ性は格段にアップ。スコセッシの名作『カジノ』（95年）を想起させる退廃的ながら魅惑的なカジノのプロダクションデザインの中で、徐々に追い詰められ復讐へと駆り立てられていく影をかかえた男の姿を、ミステリアスな雰囲気と色気たっぷりに映し出しています。